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    つつじの花  진달래꽃  第15回

    詩子アナ:はい、わかりました。

    第27問:2連以下、一緒にやってみます。

    寧邊薬山(약산)  
    진달래꽃
    아름 따다 가실 길에 뿌리우리다

    寧邊は薬山           寧邊にゃ薬山
    つつじ花            つつじ花
    摘んでは道に撒きましょう。   摘んで花道作ります

    가시는 걸음걸음
    놓인 그 꽃을
    사뿐이 즈려밟고 가시옵소서

    行く歩みごと          一歩行くたび
    敷きし花            敷かれた花を
    軽く踏みつけ行きなされ     しかと踏み踏み行きなされ

    나보기가 역겨워
    가실때에는
    죽어도아니 눈물흘리우리다

    私に会うのが嫌になり     会うもお嫌の
    去ってお行きになる時は    別れなら
    死んでも涙は流しませぬ    涙なんぞは見せまいぞ

    歌樽先生:では、右側の粗訳を中心にもう一度みて、直してみましょう。

    詩子アナ:ああ、ややこしや、ややこしや!すこし新しい感覚でやってみます。

    逢うもお嫌の
    お別れ話
    何も言わずに見送るわ

    寧邊、薬山
    つつじの花を
    摘み採りお道に撒きましょう

    一歩行くたび
    敷かれた花を
    しかと踏みしめお行きなさい

    逢うもお嫌の
    お別れ話
    涙なんかは流しませんよ

    歌樽先生:掛詞もいくつか入っているようですね。

    詩子アナ:はい、いろいろ考えてみました。

    歌樽先生:いろいろと考えた跡が見えますが、詩という感じがしないのはなぜでしょうかね。

    詩子アナ:そろそろ限界、玄海灘です。もう先が見えません。お腹も空きました。

    歌樽先生:スンデのおいしいお店に行きましょう。訳詩はその後にしましょう。

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    つつじの花  진달래꽃 第14回

    歌樽先生:それは微妙に違うでしょうね。微妙以上に違うこともありますね。

    詩子アナ:微妙以上もですか。では、前回と前々回の内容をもう一度整理してみます。

    ①「見送る人」の本心と「去る人」への心情を分けて考える。

    ②「가시」が棘の意とすると、生と死を担っている。

    ③「가시는」の修飾関係が1925年の修正で変わっている。

    ④「사뿐이:軽やかに」と「즈려밟고:力を入れて踏みつける」のバランスが悪い。

    ⑤表面的には消極的だが、内に鋭い匕首(あいくち)が込められている。

    歌樽先生:では、この調子でどんどんすすめましょう。

    詩子アナ:まず、「가시는」では「去る人」には尊敬語「가시다:お行きになる、去られる」の連体形を用いつつ、一方「見送る人」の本心としては「가시는」が「心に刺さる棘」とも読めるようにしていることが挙げられます。

    歌樽先生:「가시」が「棘」と読める根拠は?

    詩子アナ:以前、私に「貸しを作られることにもなりますし」とおっしゃったのですが(第9回参照)、この「貸し」は実は「가시」のことだったんですね。

    歌樽先生:それで?

    詩子アナ:花とか植物とのかかわりをもつ言葉と同じ言葉を第18問(第9回)でやりましたが、タイトルの「진달래꽃」の「」だけからも、「가시」から「棘」を連想することは可能だと思われますが。「棘」は使い方によっては「匕首」にもなりますし。

    歌樽先生:では「사뿐이」の方は?

    詩子アナ:これが分かれば、第26問の答えになりますか。

    歌樽先生:ほぼ、できるでしょう。

    詩子アナ:では、お言葉に甘えてそうさせていただきます。

    第26問:「死」の文字は「죽을 」といいますから、「사뿐이」は「死だけ」と同じ音になっています。

    「見送る人」の側では「あなたが去ってしまえば私に残るのは生きる望みのない「死」だけのように感じられるのですが、「去る人」への心情は、見送る人の分身であるつつじの花には私の心に棘が刺さっているように棘があるので、「사뿐이:軽やかに」踏んでいかないと去るあなたに深く刺さってしまう、これは自分の本意ではないけれどといった心の葛藤が上の「사뿐이:軽やかに」と「즈려밟고:力を入れて踏みつける」のバランスが悪いという指摘を受けることになったと思われます。

    歌樽先生:なるほど、これで第26問の答の軸はおおよそできたようですね。こうしたことを踏まえて訳詩することができればいいですね。では、やってみましょう。

    詩子アナ:えっ!私が? 無理、無理、無理の十八里ですよ。

    歌樽先生:久しぶりに無理、無理、無理の十八里が出てきましたね。18番のようですね。

    詩子アナ:いえ、その2倍の無理、無理、無理、無理、無理、無理の36里の気持ちです。

    歌樽先生:粗訳したものをまず並べてみましょう。

    詩子アナ:並べるだけなら、すぐにできます。まず、1連です。

    나 보기가 역겨워
    가실 때에는
    말없이 고이
    보내 드리우리다

    私に会うのが嫌になり 会うもお嫌の
    去ってお行きになる時は 別れなら
    黙ってそっと送りましょう。 黙ってそっとお見送り

    歌樽先生:では、この調子で、2連のほうもやってみましょう。

    詩子アナ:2連の短いほうの粗訳はまだやってなかったんですが。

    歌樽先生:では、これをしていただきましょう。

    第27問:2連以下も1連のように粗訳をしてみましょう。

     

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    つつじの花  진달래꽃  第13回

    詩子アナ:ということは、ということは?

    歌樽先生:詩の構造と関連させると?

    詩子アナ:ああ、そういうことですか。Aは「가시는」と「발걸음」の間に「길」があるので、「발걸음」とはワンクッション置いてありますが、Bは「가시는」が直接「걸음걸음」に掛かっています。このBの文型であれば、「가시」を「棘(とげ)」と訳しうる条件を作っているように思います。

    歌樽先生:なるほど。「가시는 길」では、「お行きになる道」としか理解されないけれど、「가시는 걸음걸음」では「お行きになる一歩一歩」という意味と、「棘は一歩一歩」と言う風に読めるということですか?

    詩子アナ:そ、そうです。そういうことを言いたかったんです。

    歌樽先生:では、この「棘」はどこにいったのでしょうか。ヒントになるかも知れませんので、

    ここで気分をかえて「가시나무새」という歌を聞いてみましょう。

    https://www.youtube.com/watch?v=Y3Jyy4GtZQs

    詩子アナ:歌っているのは패티김のようですが。

    歌樽先生:そうですね。こんな歌詞です。

    Screenshot_20180530-235010_1「離別(이별)」「サランへ(사랑해)」などでも有名ですね。

    別の歌手のものも聞いてみましょう。

    https://www.youtube.com/watch?v=yFalDaFMj_E

    詩子アナ:歌唱力がすばらしいですね。アリという歌手ですか。「가시나무(茨の木)(鳥)」というのはどんな鳥ですか。

    歌樽先生:下のサイトにでていますから、チェックしてみればわかりますよ。

    http://goodwhmakers.tistory.com/242

    詩子アナ:はい。オーストラリアの作家のコリーン・マッカラの小説「The Thorn Birds」、1977年の作品に出てくる伝説の鳥で、生まれて一度だけ歌を歌う時に、棘の木を探し、最も鋭い棘を体に刺し、地上で最も美しい声で歌いながら死んでいくという話のようですね。さっきのアリの歌の最後は歌いながら死んでいく鳥の様子だったんですね、ジーンと来ました。

    生まれは1937年ということは金素月が亡くなった3年後に生まれた方なんですね。

    歌樽先生:すこし、気分転換になりましたか。では、本題に戻りましょう。

    第26問:「가시는」「사뿐이」の意味の二重性をヒントに、「見送る人」の本心と「去る人」への心情を説明してみましょう。

    詩子アナ:「見送る人」の本心と「去る人」への心情は同じことではないんですか?

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    つつじの花 진달래꽃 第12回

    詩子アナ:地方によって歌にも特徴があるようですね。「십 리도 못 가서 발병 난다」の「10里」というのはマラソンの距離ぐらいのことを言っているのですか。

    歌樽先生:では、これを問題にしましょう。

    第24問:「10리(里)」とはどのくらいの距離でしょうか。

    1)2km位   2)4km位   3)8km位   4)16km位

    詩子アナ:1里はおよそ4キロですが、選択肢の最大値が16kmということですから、日本の里とは単位が違うようですね。

    歌樽先生:「십 리도 못 가서 발병 난다」は「10里も行けないうちに足が痛くなる」といった意味ですから、これを参考にしてみてください。

    詩子アナ:普通に行ける距離なのに、私を置いて行くので、その距離さえ行かないうちに足が痛くなってしまうといった意味合いなんでしょうか。

    歌樽先生:そういった意味ですね。今でも田舎のお年寄りは20里とか30里などという表現をしていますよ。つい最近まで、2-3時間歩くのはなんでもありませんでしたからね。

    詩子アナ:はあ、そうですか。大ヒントですね。分かりました。

    第24問:2)4km位、です。

    時速4キロだとすると、2キロだと往復しても1時間ですし、8キロだと片道で2時間、往復で4時間ですから、これはちょっと大変なので、4キロがぴったりかなと思いました。

    歌樽先生:ヒントを言い過ぎましたね。

    詩子アナ:ヒントで助かりました。「십 리도 못 가서」は言い換えれば「1時間も歩かないうちに」と言う意味なんですね。

    歌樽先生:では、この詩の最大の難関に挑んでみましょう。

    詩子アナ:ウワー!最大の難関ですか。

    歌樽先生:そうですね。1996年、当時ソウル大学の先生だった金容禝(김용직)教授は「사뿐이 즈려밟고 가시옵소서.」の「사뿐이:軽やかに」と「즈려밟고:力を入れて踏みつける」は表現のバランスが合っていないという指摘をしています。(김용직김소월전집서울대학교출판부 1996 p.167)

    また、それよりも10年以上前に、当時誠信女子大学で教鞭をとられていた李姓教教授 は「진달래꽃」と「변칙<아리랑>(新アリラン)」の歌詞を引用し、「表面的には極めて消極的なようであるが、内には鋭い匕首(あいくち)が込められている」という指摘をしています。(『金素月研究』새문社 1983 p. Ⅳ 43)

    これをヒントに今回の詩のキーハングルの「사뿐히 즈려 밟고 가시옵소서.:(直訳)軽く踏みしめお行きください」の真意を探してみましょう。

    詩子アナ:ようやく今回の詩のキーとなるハングルに到達ですか。この部分は1922年の『開闢』では「고히나 즈려밟고 가시옵소서」となっていたところですよね。

    歌樽先生:そうです。そこのところをもう一度見ておきましょう。(第8回参照)

    A: 가시는 길 발걸음마다
    뿌려노흔  그 꽃을
    고히나 즈려밟고 가시옵소서. (1922)

    ・・・・・・・・・・・・・・・・

    B: 가시는 걸음걸음
    놓인 그 꽃을
    사뿐이 즈려밟고 가시옵소서 (1925)

    詩子アナ1922年のAと1925年のBは詩の構造が少し違うようですが。

    歌樽先生:いいところに気が付きましたね。これを問題にしてみましょう。

    第25問:「가시는」が修飾するものは何でしょうか。

    詩子アナ「가시는 길」と「가시는 걸음걸음」ですから、これは分かります。

    第25問:Aは가시는」が「길」を修飾しているのに対して、Bは「가시는」が「걸음걸음」を修飾しています。

    歌樽先生:ということは?

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    つつじの花  진달래꽃  第11回

    詩子アナ:「가시리歌詞を書いたものはないんですか。

    歌樽先生:昔の表記のものと今の表記に直したものと解釈したものがあります。いろいろと難しいところもあるのですが、まずは第1連を書き直した歌詞を見ておきましょう。

    가시리 https://namu.wiki/w/%EA%B0%80%EC%8B%9C%EB%A6%AC
    가시리 가시리잇고 나는
    버리고 가시리잇고 나는
    위 증즐가 大平盛代 (대평성대)

    詩子アナ:書き直したものでも難しいですね。

    歌樽先生:現代語に直したものもありますから、そちらを見てみましょう。

    第23問:「가시리」の現代語訳のものを新しく訳してみましょう。できれば、音韻数をそろえられるといいですね。

    詩子アナ:確かに古い歌のようですね。

    第23問:現代語訳のものを会話風に粗訳してみます。

    가시렵니까? 가시렵니까?       行っちゃうの? 行ちゃうの?
    버리고 가시렵니까?            私を捨てて行っちゃうの?

    나더러는 어찌 살라하고         どう生きろっておっしゃるの
    버리고 가시렵니까?            私を捨てて行っちゃうの?

    붙잡아 두고싶지만              私のそばにいてほしいけど
    서운하면 아니올까 두렵습니다.   嫌になられたら恐いから

    서러운 보내드리니           辛いけれどもお送りするわ
    가시자마자 돌아오십시오     着いたらすぐに帰って来てね

    歌樽先生気持ちが伝わってきますね。一味も二味もちがいますね。

    詩子アナ:古いものも当時は新しかったはずですから、思い切って新しく訳してみました。

    歌樽先生:「古いものは新しい」ということですね、なかなかの着想ですね。

    詩子アナいえいえ、それほどでも。가시리」と「진달래꽃」は確かに相通ずるものがありますね。

    歌樽先生:「아리랑」という歌があるのですが、これを聞いてみましょう。

    https://www.youtube.com/watch?v=gkM_LXUCMeA

    詩子アナ:この歌は聞いたことがあります。

    歌樽先生:では、詩を書き取ってみましょう。

    詩子アナ:「가시리」に比べると分かりやすい詩のようですね。

              아리랑 아리랑 아라리요.    
              아리랑 고개로 넘어간다.    
              나를 버리고 가시는 님은    
              십 리도 못 가서 발병 난다.

    歌樽先生:地方に残っている「アリラン」とは違って、古くからある民謡という感じはしませんね。「新アリラン、本調(본조)アリラン、変則(변칙)アリラン」などとも呼ばれています。

    詩子アナ:地方の「アリラン」があるんですか。

    歌樽先生:「旌善(정선)アリラン」「珍島(진도)アリラン」「密陽(밀양)アリラン」などが特に有名ですね。https://www.youtube.com/watch?v=s0cHt_S4EjU

    https://www.youtube.com/watch?v=6TyplwmcbTA

    https://www.youtube.com/watch?v=mi4GTpDr_24

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    つつじの花 진달래꽃 第10回

    詩子アナ:各連の前の4つの音と後ろの4つの音ですね。

    第20問:こんな表にしてみました。

        4つ     4つ  
    나: 보: 기: 가: 리: 우: 리: 다:
    녕: 벼: 네: 약: 리: 우: 리: 다:
    가: 시: 는: 거: 시: 옵: 소: 서:
    나: 보: 기: 가: 리: 우: 리: 다:
    31 31 2 31 31 3 31

    歌樽先生:なかなか分かりやすい表ができましたね。

    第21問:この表の特徴を挙げてみましょう。

    詩子アナ:はい。以前「ハングルの詩のある風景」の「山有花」第7回でやったのを参考にします。

    第21問:上の表で前の4つの音と後ろの4つの音を縦に各連で比べると、4つの内、同じものが3つあるもの、つまり五行音のうち2つの種類を使い、3つが同じの2種3同タイプが6つ、全てが同じ五行音の1種4同タイプが1つ、2種類のものが2つずつの2種2同タイプが1つで、いずれも金素月が好んで用いるタイプになっています。

    歌樽先生:よく覚えていましたね。実は後ろの部分の4つは同じ連の中でどの連も「2種3同」になっているんです。1連、2連、4連の「-리우리다」はこれで「火水火火」の「2種3同」ですが、3連の「가시옵소서」の「시옵소서」が「金土金金」と「2種3同」になっていますね。

    詩子アナ:横に見る訳ですか、ということは縦も横も韻を考えているんですね。驚きました。

    歌樽先生:今回はよく驚いていますね。

    詩子アナ:驚くというより、驚嘆です。

    歌樽先生:驚くほうの驚嘆ですか、敬うほうの敬嘆(きょうたん)ですか?

    詩子アナ:敬うほうの「敬嘆」があるとは知りませんでした。こちらにします。

    歌樽先生:ああ、そちらに行きますか。「가시는 걸음걸음」の「가시는」は「가시다(お行きになる)+는」ですが、ここでは全く別な語を考えてみましょう。

    第22問:「가시」を接頭辞とする次の言葉のうち「가시」の意味が他のものと違うものはどれでしょうか。

    1)가시아비   2)가시어미   3)가시집    4)가시나무새

    詩子アナ:どれも難しい言葉ですね。辞書で調べてみます。1)は「장인:妻の父」、2)は「장모:妻の母」、3)は「처가:妻の実家」の俗っぽい言い方、4)は「가시나무:棘のある木、:鳥」ですから、これが違うようです。

    第22問:答えは、4)가시나무새(茨の鳥)、です。

    歌樽先生:正解です。「가시」には「妻または妻の実家」という意味があります。

    詩子アナ:こういう言葉をみんな使っているんですか。

    歌樽先生:現在はあまり使われていないようですね。知っている人も少ないようですし。

    詩子アナ:ということは、「가시」には他に秘密がありそうですね。

    歌樽先生:実は「가시리」という高麗時代の歌謡があるんですよ。

    詩子アナ:どんな関連があるんですか。

    歌樽先生:「가시리」と「진달래꽃」とは深い関連があるといわれていますね。まず、「가시리」のいろんな歌のバージョンを聞いてみましょう。

    이명우  
    https://www.youtube.com/watch?v=j5b3lKynPF8

    양하영  
    https://www.youtube.com/watch?v=0gxTIf_Hago

    서산시 여성 합창단
    https://www.youtube.com/watch?v=4SlTp1j0rts

    평택시여성합창단
    https://www.youtube.com/watch?v=QZGLl7QtLs4

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    つつじの花 진달래꽃 第9回

    詩子アナ:同じ音で花や植物にかかわりのあるものですね。分かりました。強力な辞書がありますから、いろいろさがしてみます。

    http://stdweb2.korean.go.kr/main.jsp

    第18問:①약산と同じ音の「:葯(やく)、雄しべの先の部分。꽃밥

    가시는가시と同じ音の「가시:樫(かし)の木の実、どんぐり」

    가시는가시と同じ音の「가시:棘(とげ)」

    뿌리우리다뿌리と同じ音の「뿌리:根(ね)

    この中にどれか歌の理解や解釈に必要なものがあるのですか。

    歌樽先生:今回は何でも調べて見ようという訳ですので、調べた結果が全て意味のあることかどうかは分かりません。でも、調べなければ分からない訳ですから、決して無駄ではないと思いますよ。

    何もないということになれば詩子さんに貸しを作られることにもなりますし、ここは何か見つけてほしいところですね。

    詩子アナ:貸しを作るだなんてとんでもありません。ともかく、何かしっかりしたものがあるようですので安心しました。

    歌樽先生:そうですね。まずはいろいろと調べてみることが大切ですね。

    では、この辺で初版本の『진달래꽃第4連を見ておきましょう。

    나보기가 역겨워
    가실때에는
    죽어도아니 눈물흘리우리다

    詩子アナ:では、粗訳をしてみます。

    直訳型でまずやってみます。

    私に会うのが嫌になり
    去ってお行きになる時は
    死んでも涙は流しません

    次に意訳型でやってみます。

    会うもお嫌の
    別れなら
    涙なんぞは見せまいぞ

    歌樽先生:訳詩はあとでまた考えてみることにしましょう。

    第19問:この詩の音韻の陰陽をまず調べておきましょう。

    詩子アナ分かりました。

    第19問:連別に各行の頭音と脚音を整理してみます。

           
      頭音 脚音 頭音 脚音 頭音 脚音
    나: 워: 가: 는: 말: 다:
    녕: 산: 진: 꽃: 아: 다:
    가: 름: 놓: 츨: 사: 서:
    나: 워: 가: 는: 죽: 다:
    31 13 31 13 31 31

    歌樽先生:なかなか手際よくなりましたね。各行の頭音と脚音のどれにも陽か陰かが3つずつありますね。

    詩子アナ:きれいに揃っていますね。驚きです。

    歌樽先生:今度は各連の音を五行で表してみましょう。

    詩子アナ:全部ですか。

    歌樽先生:では、こうしましょう。

    第20問:各連の前の4つの音と後ろの4つの音を五行で表して比べてみましょう。

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    つつじの花 진달래꽃 第8回

    歌樽先生:では、1925年の初版本の『진달래꽃』のものを粗訳してみましょう。

    詩子アナ:寧邊は薬山
    つつじ花
    摘んでは道に撒きましょう。

    歌樽先生:いろんなことを考えて粗訳したようですね。

    詩子アナ:ヤッター!先生に褒めていただけると嬉しいですね。

    歌樽先生:「한아름 따다」を「아름 따다」に直した理由を考えてみましょう。

    詩子アナ:ヒントなしですか?

    歌樽先生:では問題を出しましょう。

    第16問:한아름 따다」を「아름 따다」に変えると連想しやすい言葉は次の内どれでしょうか。

    1)아름거리다(うやむやにする)   2)아름답다(美しい)   

    3)아름드리(一抱えに余る)       4)아름차다(手におえない)

    詩子アナ:これは「掛詞」という感じで考えればいいようですね。とすると、

    第16問:答えは、2)아름답다(美しい)、です。

    掛詞とすれば「美しいツツジの花を両手いっぱいに摘み取って」といった意味になります。

    歌樽先生:では、そこをおさえて、3連を見ておきましょう。1922年の『開闢』と1925年の初版本の『진달래꽃』の中の「진달래꽃」とを比べてみましょう。

    가시는 길 발걸음마다
    뿌려노흔  그 꽃을
    고히나 즈려밟고 가시옵소서. (1922)

    ・・・・・・・・・・・・・・・・

    가시는 걸음걸음
    놓인 그 꽃을
    사뿐이 즈려밟고 가시옵소서. (1925)

    詩子アナ:1922年のものと1925年のものはずいぶん違いますね。

    歌樽先生:3連の粗訳を付けておきましょう。

    詩子アナ:まず、1922年のものから

    お行きの道の歩みごと
    撒いて置いた花
    優しく踏みつけお行きください。 (1922)

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・

    行く歩みごと
    敷きし花
    軽く踏みつけ行きなされ。(1925)

    歌樽先生:1922年の『開闢』と1925年の初版本の『진달래꽃』の「진달래꽃」との違いを確認しておきましょう。

    第17問:つぎのうち、「가시는 길 발걸음마다」を「가시는 걸음걸음」と変えた理由と無関係のものはどれでしょうか。

    1) 第2連の「가실 길」との重複を避けた      2)音数律の乱れを避けたかった

    3)「거름발:肥やしの効果」との連想を避けた   4)「발걸음마다」という説明調を避けた

    詩子アナ:3)の「거름발발걸음」からの連想ということですか?

    第17問:答えは、3)です。詩の作り方とはあまり関係がないように思えますから。

    歌樽先生:なるほど、初版本の『진달래꽃』では「걸음걸음」を「거름거름」と表記しています。

    詩子アナ:「肥やし肥やし」と「歩ごとに」が同じ書き方なんですか。

    歌樽先生:昔は「歩み」を「거름」と書いていましたね。では、こんな問題を出しましょう。

    第18問:花とか植物にかかわりのある語と同じ音の語句をこの詩からさがしましょう。

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    つつじの花 진달래꽃 第7回

    詩子アナ:どこが違うんですか。

    歌樽先生:例えれば「つつじ」と「さつき」の違いといったところでしょうかね。

    「躑躅花(척촉화)」は「철쭉:クロフネツツジ」といわれています。「진달래」は食べられますが、「철쭉」は食べられません。葉よりも花が早く咲くのが「진달래」、葉が出てから花が咲くのが「철쭉」です。

    진달래꽃  http://blog.daum.net/jshga/279

    철쭉  http://itowa.tistory.com/941

    詩子アナ:つつじは「連翹(れんぎょう)」や「さくら」のように花から先に咲くようですね。辞書で調べてみると、2)순꽃、3)식꽃、4)진꽃の3つはありませんでした。

    第14問:答えは、1)참꽃、です。

    「참」には「本当の、本物の」といった意味がありますが・・・・

    歌樽先生:ここでの「참꽃」は「本当の花」という意味よりも「食べられるつつじ」のことを言っているようですね。

    第15問:では、「참꽃」に対して、食べられないつつじは何というでしょうか。

    1)배꽃   2)개꽃   3)갈꽃    4)불꽃

    詩子アナ:1)は梨の花、3)は葦の花、4)は火花で、つつじとは関係がないようですから・・・・

    第15問:答えは、2)개꽃、です。

    歌樽先生:そうですね、2)の「개꽃」は「食べられないつつじ」、つまり「철쭉」のことですね。あちらこちら遠回りしましたが、詩のほうに戻りましょう。

    詩子アナ:はい。金素月が後に手直しをしたところはどこですか。

    歌樽先生:1922年の『開闢』と1925年の初版本の『진달래꽃』と第2連を比べてみましょう。

    寧邊엔 薬山(약산)
    그 진달래꽃을
    한아름 따다 가실 길에 뿌리우리다 (1922)

    ……

    寧邊에 薬山(약산)
    진달래꽃
    아름 따다 가실 길에 뿌리우리다 (1925)

    歌樽先生:1922年の『開闢』のものを粗訳してみましょう。

    詩子アナ:「寧邊엔」と「寧邊에」、「그 진달래꽃을」と「진달래꽃」、「한아름 따다」と「아름 따다」の3箇所が違いますね。

    寧邊には薬山
    そのつつじ花を
    一抱え摘みお道に撒きましょう

  • サイバー中継: ハングルの詩のある風景 

    つつじの花 진달래꽃 第6回

    詩子アナ:それは何ですか。

    歌樽先生:では、それを考えてみましょう。

    第10問:現在一般に使用されている日本の花札と韓国の花札の根本的な違いとはなんでしょうか。

    1)裏面の色   2)側面のぎざぎざ感   3)カードの材質 4)サイズの多様性

    詩子アナ:色やサイズは見れば分かりますから、やってみなければ分からないのは、2)か3)ですね。どういう感じでプレイするんですか。

    歌樽先生:韓国の花札遊びはカードを合わせるという風ではなく、叩くという感じですね。

    詩子アナ:「つつじ」関連のことを知るのに、花札で足踏みしていいんでしょうか?

    歌樽先生:それはまたなかなか鋭い指摘ですね。まず、第10問を済ませてからにしましょう。二種類の花札で実際にやってみましょう。下のカードに叩き付けるようにしてみてください。

    詩子アナ:側面のぎざぎざ感はどちらもありませんね。カードをぶつけたときの音が違いますね。

    第10問:答えは、3)カードの材質、です。

    日本の花札は紙ですが、韓国の花札はパチンと音がしますから、紙ではないようです。

    歌樽先生:しっかり音が出たほうが迫力がありますね。

    第10問:では、つつじを漢字でかいてみましょう。

    詩子アナ:つつじ、つつじ、と、漢字が出てきました。

    第11問:「躑躅」です。

    歌樽先生:これはすぐにさがせたようですね。では、次です。

    第12問:「躑躅」の音読みはなんでしょうか。

    詩子アナ:えっ?!音読みがあるんですか。音読み、音読み、足偏をとれば、「てい」、「しょく」と読む字ですが・・・・

    歌樽先生:では、二つの文字を別々にさがしてみましょう。

    詩子アナ:漢和辞典で調べてみます。

    「躑」→画数22、音読み:テキ 訓読み:たちもとお(る)

    意味:たちもとおる。」行きつ戻りつする。立ち止まる。たたずむ。」

    「躅」→画数20、音読み:チョク 訓読み:ふ(む)

    意味:立ち止まる。足ぶみする。たたずむ。

    第12問:「躑躅」の音読みは「テキチョク」です。

    歌樽先生:やっとさがせたようですね。

    詩子アナ:「躑:テキ」も「躅:チョク」も同じような意味ですね。「躑躅:つつじ」はその漢字の「立ち止まる、たたずむ」などの意味とどんな関係があるんですか。

    歌樽先生:「躑躅:テキチョク」に「足踏みすること、ためらうこと、躊躇すること」などの意味があります。

    第12問:「テキチョク」と読めたところで、もう1つ別の「テキチョク」と読む漢字をさがしてみましょう。

    詩子アナ:ありました。「彳:テキ」と「亍:チョク」の「彳亍」で「たたずむこと、少し行くこと」とあります。では「躑躅:テキチョク」と「彳亍:テキチョク」が漢字は全く違うのにほぼ同じような意味をもっているんですか、知りませんでした。

    歌樽先生:調べついでに、もうひとつやっておきましょう。

    第13問:「寧邊」と同じ発音の単語で、意味が異なるものをさがしましょう。

    詩子アナ:それはすぐに調べられます。

    第13問:「寧邊(녕변)」と同じ発音の言葉は「佞辯(녕변)」、意味は「へつらって、口先が巧みなこと、おべっかを使うこと」

    歌樽先生:ツツジの別称についてみておきましょう。

    第14問:「진달래꽃(つつじの花)」には別の呼び名があります。それは次のどれでしょうか。

    1)참꽃   2)순꽃   3)식꽃    4)진꽃

    詩子アナ:「つつじ」と同じ漢字の「躑躅花(척촉화)」は「진달래꽃」とは違うのですか。

    歌樽先生:よく似ていますね。