第2回 題目:ビビンパ、ピビンパプ(비빔밥)
残り物 あなたと混ぜる ピビンパプ(NO35)
ビビンパの起源はいろいろありますが、もっとも自然なのは 残ったものを混ぜて食べることでしょう。直訳すると「混ぜる:비비다」の「名詞形:비빔」と「ご飯:밥」ですから、「混ぜご飯」になります。
韓国では実際に残り物を混ぜて食べるのは主に食事を担当する女性のようですが、この句からは食べ物を混ぜるだけでなく、人生のさまざまな味を一緒に混ぜて、生き抜くといった意味合いを感じます。
ビビンパの 辛さにほれた 恋心(NO45)
ビビンパはそれほど辛い料理ではありませんが、はじめての人にはコチュジャンの辛さに驚くかもしれません。ビビンパを食べに行こうと誘われ、えっ!というほどの辛さに、あらためて相手を見直すというところに恋のマジックがあるのでしょう。
ビビンパと くもるメガネと 光る汗(NO39)
ビビンパの美味しさは至福といっていいほどです。わたしも全州に行くと必ずといってよいほど立ち寄るお店があります。それはそれは美味しくて、ただただいただくことに感謝しながら集中します。
中に入っている具の種類も多く、25種類ほどあり、おかずに付くものがこのほかに15種類ほどあるといった、ほんとうに贅沢なものです。メガネはくもり、汗も出ます。食べている人たちの描写を目前でしたような句です。
人気の句
ビビンパの 石のこだわり 味深く(NO31)
この句は「トルソッ ビビンパプ(돌솥 비빔밥:石釜ビビンパ)」のことを詠んだ句のようです。ふつう「石焼ビビンパ」と呼んでいるものです。この料理に使われる石は「長水:チャンス」という地方のものが有名です。ビビンパの本場の全州から近い距離にあります。
この石の器は、遠赤外線の働きで火がまんべんなく通り、美味しい味を出すとのことです。底におこげができるのも香ばしく、ここにお湯をいれると「スンニュン:お焦げ茶」ができます。このような内容を受けて作られた句です。こうしてみると、人気の句で、味わい深いものがあります。

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