2013-03 제사:祭祀

第3回 チェサ:제사(祭祀)

 

準備して 皆が集まる チェサの日は (NO103)

「チェサ」は漢字では「祭祀」と書きます。祖先を敬い、チェサ用の食べ物を準備し、四角いテーブルの決められた位置に配膳します。チェサの日には他の予定は入れず、家族、親戚一同が会します。チェサは長男がすることになっていますから、長男の嫁は準備が大変です。

前日から準備をすることが多く、長男の家族だけでなく、長男の姉妹が手伝いに行くことが多いようです。料理などは女性の仕事で、男性は栗の皮を剥く位です。ともかくチェサには出ないわけにはいかないという重要行事であることを詠った句です。

祭祀には亡くなった日に行う「忌祭祀」と旧正月や秋夕(陰暦8月15日)など年中行事の「茶礼」があります。ただし、キリスト教徒のプロテスタント(新教)は「祭祀」をしません。

チェサして 先祖敬い 子孫繁栄 (NO126)

祭祀をする理由を尋ねると、祖先を敬うことで、子孫が繁栄するからという答が返ってきます。祭祀を代々している家は長男の家ですが、いつ祭祀をするからという連絡を親戚にすることはないようです。

「忌祭祀」も旧暦でするので、新暦では毎年、月も日にちも一定していませんが、どの家にも旧暦が書かれた暦があるので、迷うことはありません。行くほうも連絡をしてから行くことはあまりないようです。行くことになっているので、当然のように長男の家を訪れます。

この時、季節の果物や肉などをお土産に持っていきます。こうして親戚中が集まることが、子孫繁栄を促しているのかもしれません。

金かかり 泣きたくなるよ チェサとやら (NO109)

祭祀をするには、お肉、魚、餅、野菜、果物、菓子類など相当の量を使いますのでこの材料費だけでも大変です。当日、テーブルに配膳した食べ物だけでなく、祭祀に訪れた親戚にも作ったものを持って帰ってもらう習慣がありますので、長男一家の食費の一ヶ月分ほどを使うこともあるようです。

この句はそのあたりの事情を詠んだものです。食料品が上がると主婦は大変ですが、とくに祭祀の準備には響きます。

こんな句もあります。

大集合 明日はチェサだ 嫁急ぐ (NO120)

祭祀の忙しさを詠った句です。いろいろと買い物をしなくてはいけませんが、祭祀には使わない野菜や魚、果物があります。野菜では「ニンニク」「ニラ」「ネギ」「唐辛子」など辛かったり、刺激の強いものは用いません。

魚では「갈치(カルチ:太刀魚)」「삼치(サムチ:さわら)」「꽁치(コンチ:秋刀魚)」「멸치(ミョルチ:いわし)」など「치」の付くものは膳にあげません。

これらは安い魚と考えられていて、もっといいものを膳にあげなければいけないからという理由のようです。果物では「桃」が嫌われます。霊は「桃」に弱いとされているからです。

「제사상」で検索すると配膳の仕方が分かります。一度検索してみてください。配膳の仕方にルールがあることが一目で分かります。

http://jepisode.com/326

http://100farm.tistory.com/139

http://blog.daum.net/milchang/354

例えば、手前の列に果物が並んでいますが、左端は「棗(なつめ」で、その右側には「栗」があります。「棗、栗、梨、柿」という順に並んでいます。地方によっては、「棗、栗、柿、梨」の順にするところがありますが、いずれもこうした決まりがあって、配膳をしているのです。

 

初めての場合は準備も大変、配膳するのも大変です。

2013-02 불고기:焼肉

第2回 プルゴギ:불고기(焼肉)

 

プルゴギは サンチュと食べると 丁度いい (NO110)

「プルゴギ」とは焼肉のことで、肉は牛肉を使います。豚肉の焼肉もあり、これは豚にあたる「トゥエジ」を付けて「トゥエジブルゴギ」といいます。
韓国ではプルゴギは普通「サンチュ」に包んだ状態で食べますので、そのことを詠んだ句です。「サンチュ」は「チシャ」で「サニーレタス」の名で売られている野菜とよく似ています。

「サンチュ:상추」だけでなく色々な食べ物を包んで食べるのをよく見かけます。包む食材は「キム:김(海苔)」「ベチュ:배추(白菜)」「ケンニプ:깻잎(エゴマの葉)」などが多く用いられます。この句の作者はこのような食べ方をよく知っている食通のようです。

プルゴギを ビールとキムチと 白米と (NO125)

韓国でプルゴギを注文するとキムチが出てきます。お代わりも自由です。ビールとご飯は別注文になります。
ビールは「맥주:メクチュ」、ご飯は「밥:パプ」ですが、注文するときは「맥주 주세요:メクチュ チュセヨ」、「공기 밥 주세요:コンギバプ チュセヨ」といいます。

キムチのお代わりを頼むときは「김치 좀 주세요」と「좀(チョム)」を必ず付けましょう。それは「김치:キムチ」「물:ムル(水)」「보리차:ポリチャ(麦茶)」など料金を払わないものについては「すみませんが」というニュアンスをもつ「좀(チョム)」を付けて頼むのが礼儀とされているからです。

「공기 밥」の「공기」は「空器」で「お椀」のことです。

この句の作者はプルゴギを食べ、ビールも飲み、キムチにプルゴギを包んで食べ、最後の締めにご飯を食べるという食べ方を知っているようです。

プルゴギの 文字を見てると 腹がなる (NO108)

「불고기」のハングルを見てお腹がすく人は何度も食べたことがあるのでしょう。この文字が見えるお店からは焼肉の匂いもするでしょう。「言霊(ことだま)」とは「言葉に宿る不思議な力」を言いますが、文字にもこうした力があるようです。

「냉면:ネンミョン」と大きく書かれた店の前を通れば「冷麺」が食べたくなり、「만두:マンドゥ」の字が見える店の前では「餃子」が食べたくなったことを思い起こします。

こんな句も

夜ごはん いつかは夫と プルゴギを (NO120)

自宅でプルゴギをすることも多いのですが、炭火では煙がでるので、たいてい焼肉専用のフライパンのついた電気器具を使います。この句は未来の夫のことを考えながら、プルゴギを食べている様子を詠ったもののようです。

「プルゴギ」でなくても、他の料理でも同じではないかと思うかもしれませんが、プルゴギを焼く雰囲気と赤いキムチ、まいて食べるサンチュの緑、肉につける味噌の黄色など原色の中でのプルゴギの醍醐味を一緒に味わいたい人を求めているのでしょう。

2013-01 キムチ:김치

第1回 キムチ:김치

冬将軍 キムチ引っさげ やってきた(NO101)

越冬用のキムチを漬けることを「キムジャン」といいますが、その時期はかなり寒くなってからです。この句はそのことを題材にしています。

「빼빼로(ペペロ)の日」の韓国気象庁のブログに「キムジャン予想時期分布図」が出ています[2011/11/11]。この線を以前は「キムジャン前線(김장전선)」と呼んでいました。

「冬のソナタ」で有名なソウルの北西の春川(춘천:チュンチョン)と南の釜山(부산:プサン)や麗水(여수:ヨス)では1ヶ月近く遅くなっています。

http://blog.kma.go.kr/tag/1074#entry_225

キムチ食べ 乳酸菌とり 腸快調 (NO119)

「腸快調」が「超快調」と掛けている楽しい句です。韓国の「김치:KIMCHI」と日本の「キムチ(KIMUCHI)」の違いは乳酸菌の有無にあります。 김치に含まれた乳酸菌の役割に関する研究も活発です。

韓国は キムチの合図で ニッコリだ(NO114)

「김치」は写真を撮るときの「チーズ」にあたる言葉です。笑顔が思い浮かぶ句です。類句に以下のものがありました。

はいキムチー 笑顔で写る 韓国旅行(NO129)

人気の句

発酵し 食べごろきたぞ 무김치(NO127)

「무김치」とは大根のキムチのことで、「깍두기:カクテギ」が特に有名です。大根を使った「총각김치:チョンガクキムチ」「물김치:ムルキムチ」などもあります。김치は「発酵食品」であることをしっかり踏まえた句となっています。

こんなところにハングル30

本坊酒造酒蔵見学鹿児島
本坊酒造醸造所(鹿児島市)です。ひさしぶりの「こんなところに
ハングルが」でした。
友人が旅行で行ったようです。

【鹿児島市の本坊酒造醸造所】

2011-10 죽겠다:(-で)しかたがない

第10回 題目:チュッケッタ 죽겠다:(-で)しかたがない

「トウォチュッケッタ:暑くてしかたがない」や「チュウォチュッケッタ:寒くてしかたがない」など、「チュッケッタ」の原義の「死にそうだ」よりも軽めに使われる表現です。好感をもてるときにも使います。

最近は どこも節電 トウォチュッケッタ (NO42)

節電や暑さのために苦労が多いようです。関連句をいくつかあげておきます。

電気不足 節電しすぎて トウォチュッケッタ(NO20)
今年の夏 どこも節電 トウォチュッケッタ(NO29)
この夏は 団扇で扇ぐ トウォチュッケッタ(NO25)
トウォチュッケッタ 熱中症に気をつけよ(NO19)

最近は 東方神起 チョアチュッケッタ(NO41)

「東方神起」がデビューしたのは2004年だそうですが、現在も人気は衰えていないようです。「チョアチュッケッタ:好きで好きでたまらない」を使った句もたくさんありました。

チョアチュッケッタ その背に呟く君が好き (NO39)
チョアチュッケッタ 大好きすぎてたまらない(NO14)
たまらない かわいいあなたが チョアチュッケッタ(NO53)
君のこと 見つめるたびに チョアチュッケッタ (NO57)

本当に 君好きすぎて まじチュッケッタ (NO52)

「まじチュッケッタ 」の「まじ」は「チョンマル(本当に)」といった意味でしょう。「まじ」が市民権をえて久しくなりますが、この「まじチュッケッタ 」という表現は全国的に広がる可能性があるように思います。

何にでも臨機応変 チュッケッタ  (NO18)

この句は「チュッケッタ」の用法を「臨機応変」といっているようです。日本語でこれをその時々にどう訳すのかは「臨機応変」さが求められます。訳の例をあげておきましょう。

1 しかたない
2 しょうがない
3 たまらない
4 どうしようもない
5 大変だ
6 がまんできない
7 死にそうだ
8 きつい
9 やばい
10 くやしい

11 つらい
12 きもい
13 まじ―
14 いやになる
15 死ぬ~~
16 -だし
17 ピンチだ
18 目もあてられない
19 うずうずする
20 めっちゃ

21 チョー
22 -すぎる
23 最悪!
24 しあわせ!
25 天国!

2011-09 우리:私たち

第9回 題目:ウリ( 우리:私たち)

 

日常よく使われる言葉が「ウリ」です。普通、「私たち(の)、我々(の)」と訳されますが、
自分の夫のことをよく「ウリ・ナンピョン」と言うなど、日本語とは違った使い方があります。

「ウリ」だけで すぐに伝わる信頼感(NO12)

「ウリ」には信頼している気持ちが含まれています。

「ウリ」については以下のサイト、

Click to access news200407.pdf

のP6-7「コミュニケーション手段としての『 우리:ウリ 』考」を参照ください。

類句に次のようなものがありました。

「ウリ山田 とっても信頼してる人 (NO60)」
「大切な 信頼できる ウリチング (NO30)」

ウリマルで つながる心 君とぼく (NO61)

「ウリマル」とは「私たちの言葉」が直訳ですが、韓国語の意味でよく使われます。韓国語を練習している日本人同士なのでしょうか。それとも日本人学生と韓国人学生なのでしょうか。いずれにせよ言葉の魅力が十分に伝わる句です。

ウリの二字 ひととの壁を 取り払う (NO41)

「ウリ」という言葉を使ったとたんに、ぎすぎすした感じやよそよそしい感じが無くなるようです。人と人との壁を取り払う魔法のような言葉だといっている句で、なるほどと思わせます。

ウリ学生もただ今節電協力中 (NO26)

暑くなってから、家庭でも学校でも節電の季節となりました。「ウリ学生」と「協力中」が「ウリ」の意味をよく捉えた句になっています。もちろんこの「ウリ」の中に作者も入っています。

こんなところにハングル29

com先日、浅草で発見しました。分別収集は実はソウルの方が厳密です。日韓中英という順番がちょっとめずらしいかも。타다には「燃える」以外に「乗る」という意味がありますね。

【浅草で見つけました】

2011-08 발음:パルム(発音)

第8回 題目:発音( 발음:パルム)

 

今回は「 発音( パルム)」です。なかなか句を作るのが難しかったようです。

口に出し パルム ヨンスプ(練習)パルムパルム (NO1)

語学の基本は反復練習にあります。声に出して「ヨンスプ(練習)」することは特に大切です。この句には意欲的な学習態度がよく現われています。

この句のように、発音練習を何度も繰り返しましょう。そうすれば、正しく、分かり易い発音
ができるようになります。

日韓のパルムは似てたり違ったり(NO34)

発音がよく似ているものがたくさんあります。とくに漢字語の場合には音を聞くだけで、すぐに分かるものも少なくありません。

例えば「都市」「準備」「温度」「計算」などはすぐに聞き取れます。一方、易しいようでなかなかうまく伝わらない語もあります。

「紅茶」のことを「홍차:ホンチャ」といいます。カタカナで書く「ホンチャ」にあたるものをハングルで書いてみると何種類もあります。

私も習い始めた頃、正しいと思って発音してもキョトンとされたことがよくあります。この句はこのような経験をしたことがあるのでしょう。

ハングルはパルムがカギを握ります(NO38)

韓国語には激音や濃音、パッチムなど、日本語の発音にはない音がたくさんあり、なかなかネイティブのように発音することができません。しかし、ひとつコツが分かってくると、だんだん他の音も出来るようになってきます。

10年ほど前に「ハングルは発音が命」というキーワードでテレビのハングル講座をしていたのを思い出します。

暑い日が続いていますが、苦手な発音を克服する夏としましょう。

2011-07 자음:チャウム(子音)

第7回 題目:子音( 자음:チャウム)

 

文字を見る チャウムの形 口動かす (NO5)

ハングルを覚えはじめた頃は、子音を見て、ああこの音だと確認して口を動かしてみます。いつの間にか、子音の形からすぐ音がでるようになるのですが、初めはなかなかそううまくはいきません。

「文字を見る」、そしてやや間があって、「口を動かす」ところが、ハングルを習いたての頃、練習している姿が楽しく描写されている句です。

音強く チャウムに棒を 足しましょう(NO41)

息を強く出して発音するものを激音と呼んでいます。これらは基本になるハングルに棒を一本付け加えたり、点を加えたりします。

例えば、「가:カ」の激音の「카」、「다:タ」の激音の「타」は棒を加え、「자:チャ」の激音の「차」は点を加えます。このようなハングルの基本的な作り方を詠った句です。

類句に、「子音には 一画足して 進化する(NO30)」のように激音表記を進化と捉えた句もありました。

生まれはね カクカクシカジカ 口の中(NO43)

子音の形が発声器官を象ったものであることはハングルがどのように作られたかという説明に明確に書かれています。

「カクカクシカジカ」という表現がハングルの角ばった子音の姿を連想させながら、かつ、それなりのしっかりした理由がある文字であることを詠っている句だと理解しました。

この句よりももっとストレートに「チャウムは発生器官の形だよ(NO31)」と一気に子音の秘密を解き明かしたものがありました。

こんな句も

子音には 五つの種類の 音がある(NO36)

子音を五行の「木、火、土、金、水」の5つに分けることは名付けの時に必要なものですから、知っておくべき基本知識といえましょう。子音は、現在濃音を除き、14種類ありますが、これらは5つに分けられます。

『訓民正音解例』によるものと、伝統的なものとでは、一部異なるところがありますが、「 木、火、土、金、水 」の5つに分ける点では同じです。この歌は、子音が五行に対応していることを詠っています。