• 紙上中継[LIVE]. ハングルの詩のある風景: 산유화 山有花  第7回

    詩子アナ:完璧なときに「であーる」というとなぜか気持ちがいいですね。

    歌樽先生:「であーる」がよくでるようになればいいですね。では、先に進みましょう。
    第15問:第1連の4行の「脚音」の母音の特徴はなんでしょうか。

    詩子アナ:[피네]の[네]と[업씨]の[씨]ですから、[에]は陰母音、[이]は中性母音、つまり
    第15問:第1連の4行の「脚音」の母音は全て「非陽母音」であーる。

    歌樽先生:正解です。頭音については、第3問から第6問で扱いましたね。

    詩子アナ:はい、確か「金-木-木-木」で「金森」さんと名付けた気がしますが。

    歌樽先生:しっかり覚えていますね。それを覚えていれば大丈夫でしょう。
    第16問:「山有花」の第1連の「頭音」と「脚音」を子音の五行音と母音の陰陽をそれぞれ表にして整理してみましょう。

    詩子アナ:はい、わかりました。
    第16問はこんな感じにまとめてみました。分かりやすく色分けしてあります。

    image

    歌樽先生:頭音と脚音の並びが対照的ですね。子音の場合、頭音が「金-木-木-木」、脚音が「火-火-金-火」。このような音の並びを「2種3同」と呼ぶことにしましょう。4つの行の頭音か脚音など特定の位置の音が五行音のうち2つの種類の音からなっていて、そのうちの一方の音が3つ、もう一つが1つだけの場合です。

    詩子アナ:頭音は「金-木-木-木」で、五行音は「金」と「木」の2つの種類、「木」が3つ、「金」が1つだけなので、つまり「金森」さんタイプが「2種3同」という訳ですね。

    歌樽先生:そういうことですね。脚音の子音はどうなっていますか。

    詩子アナ:脚音は「火-火-金-火」で、五行音は「金」と「火」の2つの種類、「火」が3つ、「金」が1つだけなので、これも「2種3同」です。

    歌樽先生:母音の場合は陽音の数を数えることにします。頭音は全て「陽」ですから、これを「4陽」と呼ぶことにしましょう。脚音は「陽」がありませんから「0陽」としましょう。

    歌樽先生:では、第2連を同様に見ておきましょう。
    第17問:「山有花」の第2連の「頭音」と「脚音」を子音の五行音と母音の陰陽をそれぞれ整理してみましょう。

    詩子アナ:第17問は第16問と同じようにしてみました。

    image

    歌樽先生:はい、これもなかなか面白いですね。第2連は「頭音」も「脚音」も「2種3同」ですね。母音の方は「頭音」が「2陽」、「脚音」は「0陽」となっていますね。

  • 紙上中継[LIVE]  ハングルの詩のある風景:  산유화 山有花  第6回

    詩子アナ:山の中央がスーと右に延びていますから、これを90度右に回すと、山が手前にグッと迫ってくるようですね。

    歌樽先生:なるほど、いい所に気が付きましたね。

    詩子アナ:前に迫った山の頂を両側の峰と谷がしっかり支えている感じです。

    歌樽先生:なかなか素晴らしい! 絵の素養があるようですね。

    詩子アナ:画家ですか。

    歌樽先生:がっかりしましたか。

    詩子アナ:いえいえ、そういわれましたから、山に咲いた花を描いている気分です。

    歌樽先生:それでこそ、詩子さんですね。
    第12問:では、「山」と「花」の共通点は何でしょうか。

    詩子アナ:漢字で1文字、カナで2文字。

    歌樽先生:ほかに何かありませんか。

    詩子アナ:英語では「mountain」と「flower」、「o」が共通に使われています。

    歌樽先生:ローマ字で書くと分かるかもしれませんね。

    詩子アナ:「yama」と「hana」ですか、分かったー!
    第12問:正解は全ての母音が「a」、つまり「あ」であーる。

    歌樽先生:では「산」と「꽃」の場合はどうでしょうかね。
    第13問:「산」と「꽃」の共通点は何でしょうか。

    詩子アナ:そういう流れでしたか。
    第13問:正解は「산」の母音も「꽃」母音も陽母音であーる。

    歌樽先生:よく思い出しましたね。今度は母音について調べてみましょう。
    第14問:次のうち陽母音だけのグループを挙げましょう。

    • a)아야와위
    • b)웨요외에
    • c)어으오우
    • d)와왜애야

    詩子アナ:「아야오요」が陽母音と覚えていましたが、複雑な母音が加わると、ややこしいですね。

    歌樽先生:ヒントにはなりませんが、「ややこしい」を「야야코시이」とハングルで書くと、ここには陰母音はありませんね。

    詩子アナ:もうすこしヒントらしいヒントがあれば嬉しいのですが。

    歌樽先生:それぞれの3番目の音は陽母音扱いとしましょう。

    詩子アナ:これは嬉しいヒントですね。「오」とその要素を持つ「와/외/왜」の各母音は陽母音という訳ですね。分かりました。
    第14問:正解はd)です。

    歌樽先生:よく分かりましたね。

    詩子アナ:ヤッター!「陽母音扱い」という説明がヒントになりました。「이+아=야」は「아」が陽母音で、その線上で「야」が陽母音と考えれば、同様に「아/오」を基本に持つ母音は陽母音と考えた訳です。「이」はどうなるんですか。

    歌樽先生:「이」は中性母音と考えられています。陽母音にも陰母音にもつきますからね。
    第15問:「山有花」の第1連の各行の初めの音の特徴は何でしょうか(太字で示しました)。

    詩子アナ:では、その部分を読んでみます。

    에는 꽃 피네
    이 피네
    봄 여름 없이
    이 피네.

    歌樽先生:なかなかいい調子ですね。

    詩子アナ:各行の最初の音は「頭音」と呼ぶことにしましたが、各行の終わりの音はなんと呼ぶのですか。

    歌樽先生:「脚音」と呼んでおきましょう。

    詩子アナ:漢詩の「頭韻」「脚韻」とは違うのですか。

    歌樽先生:韻を踏んでいるかどうかは別として、ただ各行の最初の音と最後の音を指すものとして、ここでは「頭音」「脚音」という語を使うことにしましょう。

    詩子アナ:はい、分かりました。
    第15問:答は、全ての行の頭音は陽母音であーる。
    「산」と「갈」は「아」、「꽃」は「오」でどれも陽母音ですから。

    歌樽先生:「であーる」が口癖になったようですね。

  • 紙上中継[LIVE]  ハングルの詩のある風景「산유화 山有花」第5回

    歌樽先生:分かったようですね。

    詩子アナ:つまり、花がどこにあるかを探したようにして、
    第10問:山がどこにあるかを探しだしました(太字で示しました)。

    山有花

    山에는 꽃 피네
    꽃이 피네
    갈 봄 여름 없이
    꽃이 피네.

    山에
    山에
    피는 꽃은
    저만치 혼자서 피어 있네.

    山에서 우는 작은 새여
    꽃이 좋아
    山에서
    사노라네.

    山에는 꽃 지네
    꽃이 지네
    갈 봄 여름 없이
    꽃이 지네.

    歌樽先生:山が強調されている様子がよく分かりますね。
    第11問:鳥に関するものは別にして、山と花とを一緒にするとどうなりますか。

    詩子アナ:こんな感じです。
    第11問:「갈 봄 여름 없이」が残りました(太字で示しました)。

    山有花

    산에는 꽃 피네
    꽃이 피네
    갈 봄 여름 없이
    꽃이 피네.

    산에
    산에
    피는 꽃은
    저만치 혼자서 피어 있네.

    산에서 우는 작은 새여
    꽃이 좋아
    산에서
    사노라네.

    산에는 꽃 지네
    꽃이 지네
    갈 봄 여름 없이
    꽃이 지네.

    歌樽先生:なかなか興味深いですね。何か分かりましたか。

  • 紙上中継[LIVE]  ハングルの詩のある風景「산유화 山有花」第4回

    詩子アナ:なんとかできました。
    第8問:正解は「火火火火」です。

    歌樽先生:応用問題も解けたようですね。「에/에/은/네」の初声だけ見れば「土土土火」ですが、発音から見れば、「네/네/츤/네」で確かに「火火火火」ですね。

    詩子アナ:ということは、完璧という訳ですか。

    歌樽先生:ええ、完璧ということで、次に花について考えてみましょう。
    第9問:花はどこにありますか。

    詩子アナ:ちょっと見渡してみましょう。あまり、花が見えませんね。
    http://blog.daum.net/isdc219/318

    歌樽先生:このあたりではなく、「山有花」の詩の中の話なんですが。

    詩子アナ:ああ、詩の中でのお花探し、分かりました!!
    第9問:花がお山のどこにあるかを探しだしました(太字で示しました)。

    山有花

    산에는 꽃 피네
    꽃이 피네
    갈 봄 여름 없이
    꽃이 피네.

    산에
    산에
    피는 꽃은
    저만치 혼자서 피어 있네.

    산에서 우는 작은 새여
    꽃이 좋아
    산에서
    사노라네.

    산에는 꽃 지네
    꽃이 지네
    갈 봄 여름 없이
    꽃이 지네.

    歌樽先生:調子が上がってきましたね。ずいぶんあちこちに花がありますね。

    詩子アナ:はい、咲く花も散る花もあります。

    歌樽先生:こうして太字にしてみると、山のあちこちに花があることがよく分かりますね。
    第10問:では、山はどこにありますか。

    詩子アナ:山ですか。この「山有花」の詩、全部が山という訳ではないのですか。第2問の正解が「山」ということですから。

    歌樽先生:確かにそういえばそうですが、では富士山について考えて見ましょう。遠くから見ていれば、「あれが富士山です」といえますが、五合目あたりで「富士山は?」と聞かれると、どうしますか。

    詩子アナ:困りましたね。今立っているところも富士山ですが、頭上に聳えている山頂を指して、「あれが富士山です」というかも知れませんね。ということは、ここは山かと聞かれたところは全て山ですね。

    歌樽先生:そのあたりに山の秘密があるようですね。ちなみに原本では「산」は「山」と漢字で書かれています。

    詩子アナ:「산」ではなく、「山」ですか。

    歌樽先生:山だけが漢字で書かれているんです。もっとも、「山」以外の語で漢字になるものはありませんが。

    詩子アナ:ああ、そういうことでしたら、わかりました。

  • 紙上中継[LIVE]. ハングルの詩のある風景「산유화 山有花」第3回

    歌樽先生:なかなか好調ですね。では、次です。
    第5問:第3連と第4連を同じようにやってみましょう。

    詩子アナ

    第3連は・・・
    산에서 우는 작은 새여・・산は④の歯音で「金」
    꽃이 좋아・・・・・・・・꽃は①の牙音で「木」
    산에서 ・・・・・・・・・산は④の歯音で「金」
    사노라네. ・・・・・・・・사は④の歯音で「金」

    第4連は・・・
    산에는 꽃 지네・・・・・산は④の歯音で「金」
    꽃이 지네 ・・・・・・・꽃は①の牙音で「木」
    갈 봄 여름 없이 ・・・・갈も①の牙音で「木」
    꽃이 지네. ・・・・・・・꽃は①の牙音で「木」

    第5問:第3連は「金木金金」で、第4連は「金木木木」です。

    歌樽先生:素晴らしい!!これらは各行の初めの音ですので、これからは「頭音」と呼ぶことにしましょう。
    第6問:では、各連の頭音の共通点は何でしょうか。

    詩子アナ:第1連と第4連は「金木木木」、第2連は「金金水金」、第3連は「金木金金」ですから、ほとんどが「金」か「木」ですね。

    歌樽先生:たしかにほとんどが「金」か「木」ですが、「水」もありますね。

    詩子アナ:第1連と第4連は「金森」さんですね。

    歌樽先生:なるほど、いいところに気が付きましたね。

    詩子アナ:「木」が3つで「森」という訳です。森兄弟二人が行くのは、木が6つで「六本木」という謎々から考え付きました。

    歌樽先生:今日は冴え渡っていますね。では、第2連の「金金水金」は?

    詩子アナ:悩んでいます。ヒントがないと難しいですね。ハートの岩もあるようですね。
    http://www.tvseoul.kr/news/article.html?no=1611

    歌樽先生:この岩も遠めに見ればもっとハートらしく見えますよ。

    詩子アナ:遠めにですか。「金木木木」「金金水金」「金木金金」「金木木木」、、
    第6問:どの連も5つの五行音のうち2つの音からなっています。

    歌樽先生:正解です。

    詩子アナ:大正解!でも、このことがそんなに重要なことなんですか。

    歌樽先生:だんだんとこの重要さが分かってきます。今はそれほど深く考えなくてもいいでしょう。
    では今度は各連の最後の音を調べて見ましょう。
    第7問:第1連の最後の音を五行の音に分類してみましょう。

    詩子アナ:산에는 꽃 피네・・・・・네は②の舌音で「火」
    꽃이 피네 ・・・・・・・네は「火」
    갈 봄 여름 없이 ・・・・이は③の喉音で「水」
    꽃이 피네. ・・・・・・・네は「火」
    という訳で「火火水火」です。

    歌樽先生:「없이」は原文では「업시」と書いてありますが、どちらも読むときには[업씨]となりますから、最後の音は「이」ではなく「씨」です。

    詩子アナ:なるほど、言われてみると、確かに「업씨」ですね。「씨」は「ㅅ」系列の音ですから、歯音で、五行音では「金」ですから、
    第7問:正解は「火火金火」です。

    歌樽先生:素晴らしいですね。では、応用問題です。
    第8問:第2連の各行の最後の音を五行音でいうとどうなりますか。

    詩子アナ: 応用問題ということは、「에/에/은/네」ではないということのようですね。
    산에→[사네]・・・・・・・・・・・・네は②の舌音で「火」
    산에→[사네]・・・・・・・・・・・・네は「火」
    피는 꽃은→[꼬츤]・・・・・・・・・・츠は④の歯音で「金」ですが、[츤]の
    パッチムの「ㄴ」は火です。
    저만치 혼자서 피어 있네. →[인네]・・네は「火」
    ということは、、、

  • このサイトの検索ボックス(各ページ最下段にあります)に<フラクタル>と入力して検索すると、次の二つの投稿が表示されます。

    オンマヤ・ヌナヤ-15

    オンマヤ・ヌナヤ-16

    オンマヤヌナヤ15で、カタル先生は次のように説明しています。

    歌樽先生:<フラクタル>とは自然でよく見られる形で、一部を抜き出すと全体と似た形になるところに特徴があります。例えば、枝から枝がでている一部分が、木全体の構造と似ていたり、海岸線のある部分を拡大すると、拡大前のより大きな海岸線と似ていたりといったところでしょうかね。ここは大切ですからしっかりおさえておきましょう。

    オンマヤヌナヤ16では<フラクタル>を使って金素月の詩の音韻構成を分析しています。ハングルの詩のある風景シリーズの新連載「산유화 山有花」でも、<フラクタル>の理解が必須だそうです。

    Google 検索に次の説明があります…形の適宜な一部を取ってもそれが全体と似ている成り立ちをしていること。自己相似的…

  • 紙上中継[LIVE]  ハングルの詩のある風景「산유화 山有花」第2回

    詩子アナ:棒グラフのように見えますが、これは選択枝にないので・・・分かりました。
    正解は1)アルファベットです。

    歌樽先生:では、そのアルファベットはなんという文字ですか。

    詩子アナ:「E」です。

    歌樽先生:たしかにローマ字のEに似ていますね。さっき、言い忘れましたが、原文は縦書きで書かれています。
    詩子アナ:縦書きということは、いま横書きですから、これを横に倒して見れば、縦書きになりますから「E」ではありませんね。でも、何かに似ていますね。

    歌樽先生:で、正解は?

    詩子アナ:ばっちりです。
    第1問:正解は2)漢字です。

    歌樽先生:では、その漢字についての質問です。
    第2問:その漢字は次のうち、どれですか。
    1)凸  2)川  3)州  4)山

    詩子アナ:1)の凸です。凹凸(おうとつ)の凸。

    歌樽先生:凸ではなくて、この詩のタイトルは何でしたっけ?

    詩子アナ:タイトルは「山有花」、ということは、分かった!
    第2問:正解は4)「山」です。

    歌樽先生:よくできました。

    詩子アナ:ヤッター。「山有花」ですから、凸では味がありませんね。確かに山です。
    http://m.zum.com/news/economy/9205473
    ここは、乳母車でも登れるようですね。

    歌樽先生:なかなかよく整備されていますね。さて、この詩の初めの4行を第1連といいますが、この第1連の頭の音を陰陽五行説の五行でいえば何にあたりますか。

    詩子アナ:「산에는」の「산」は「ㅅ(シオット)」で始まっていますから、五行では「金」です。

    歌樽先生:そうですね。紙上中継[LIVE]「ハングルの詩のある風景」「オンマヤ、ヌナヤ」の第6回で整理しておきましたね。もう一度見ておきましょう。

    五行 五音 対応音   略式カナ表記
    ① 木:牙音   ㄱ/ㅋ/ カガ行
    ② 火:舌音  ㄴ/ㄷ/ㄹ/ㅌ タダナラ行
    ③ 土:喉音  ㅇ/ㅎ アヤワハ行
    ④ 金:歯音  ㅅ/ㅈ/ㅊ/ サザチャ行
    ⑤ 水:脣音  ㅁ/ㅂ/ㅍ パバマ行

    詩子アナ:五行とそれに対応する音は覚えましたので大丈夫です。

    歌樽先生:では、まず第1連から始めましょう。
    第3問:第1連の初めの音、4つを対応する五行で言ってみましょう。

    詩子アナ:산에는 꽃 피네・・・・・산は④の歯音で「金」
    꽃이 피네 ・・・・・・・꽃は①の牙音で「木」
    갈 봄 여름 없이 ・・・・갈も①の牙音で「木」
    꽃이 피네. ・・・・・・・꽃は①の牙音で「木」ということで、
    第3問:正解は「金木木木」です。

    歌樽先生:いい出だしですね。

    詩子アナ:ヤッター!完璧の領域に入りました!

    歌樽先生:では、同じようにやってみましょう。
    第4問:第2連の初めの音を対応する五行で言ってみましょう。

    詩子アナ:산에・・・・・・・・・・・・ 산は④の歯音で「金」
    산에・・・・・・・・・・・・ 산は④の歯音で「金」
    피는 꽃은 ・・・・・・・・・ 피は⑤の脣音で「水」
    저만치 혼자서 피어 있네. ・・ 저は④の歯音で「金」
    第4問:正解は「金金水金」です。

  • 紙上中継[LIVE] ハングルの詩のある風景「산유화 山有花」第1回

    ナレーター:詩には風景があります。それぞれの詩にどんな風景があるのか想像してみると、その詩の姿がはっきりと浮かび上がってまいります。今回のハングルの詩はどんな風景のどんな詩なのでしょうか。

    独断と偏見でお馴染みの歌樽先生が詩のある風景の現場にすでに到着なさっているようです。では、現地の詩子アナウンサーを呼んでみましょう。詩子アナ、現地の模様はいかがでしょうか。
    http://blog.naver.com/PostView.nhn?blogId=cjhye84&logNo=220445078421
    http://news.zum.com/articles/17056374

    詩子アナ:はい、こちら詩子です。現地にきております。家族連れやカップルの方が多いようです。。早速、歌樽先生に伺ってみましょう。今回の詩のキーとなるハングルはずばり何でしょうか。

    歌樽先生:ずばーり、、、難しいですね。

    詩子アナ:その難しいところを何とか「ずばーり」お願いします。

    歌樽先生:「갈 봄 여름 없이」でしょうかね。

    詩子アナ:ずばーり、「갈 봄 여름 없이」、いただきました!
    さて、今回の詩のキーハングル「갈 봄 여름 없이」の入った詩とはどんな詩でしょうか。まず詩の朗読を聴いてみましょう。

    詩子アナ:「金素月」の詩「山有花」ですね。女性の朗読を聴いてみたいのですが。

    歌樽先生:はい、では女性の朗読を聴いてみましょう。

    詩子アナ:歌はないのですか。

    歌樽先生:歌もありますよ。

    詩子アナでは、歌を聴いてみましょう♪(ここをクリックしてください)。

    歌樽先生次は、合唱です。お聴きください♪(ここをクリックしてください)。

    산유화 (山有花)

    산에는 꽃 피네
    꽃이 피네
    갈 봄 여름 없이
    꽃이 피네.

    산에
    산에
    피는 꽃은
    저만치 혼자서 피어 있네.

    산에서 우는 작은 새여
    꽃이 좋아
    산에서
    사노라네.

    산에는 꽃 지네
    꽃이 지네
    갈 봄 여름 없이
    꽃이 지네.

    歌樽先生:では、ここで問題を出しましょう。

    第1問:金素月の「山有花」のハングルの詩はどんな文字に見えますか。
    1)アルファベット  2)漢字  3)数字  4)サンスクリット

  • 紙上中継[LIVE] ハングルの詩のある風景「オンマヤ、ヌナヤ」第25回

    歌樽先生:「オンマヤ ヌナヤ」の歌詞によって作られた金グァンス先生の曲が、今は「オンマヤ ヌナヤ」の歌詞よりも有名になってしまっているのです。

    詩子アナ:では金素月が「オンマヤ ヌナヤ」という詩を作ったことよりも、金グァンス先生がこの曲を作ったほうがよく知られているのですか。

    歌樽先生:いえ、金グァンスの作曲ということもよく知られていません。

    詩子アナ:えっ!では、どうなっているのですか。

    歌樽先生:日本の童謡に「うさぎ追いしかの山」というのがありますね。

    詩子アナ:はい、「小鮒釣りしかの川」、確か「故郷(ふるさと)」ですよね。

    歌樽先生:そうです。この歌の作詞者と作曲者を知っていますか。

    詩子アナ:いいえ、知りません。あまり考えたこともありません。

    歌樽先生:高野辰之作詞、岡野貞一作曲ですが、歌の有名度に比べると二人の知名度は低いですよね。

    詩子アナ:ええ、「故郷」という歌は日本人で知らない人がいないぐらい有名なのに、歌を作った作詞者と作曲家はほとんど知られていませんね。

    歌樽先生:歌が有名になればなるほど、作詞者、作曲者は二の次になるんです。

    詩子アナ:作詞者と作曲者が忘れられてしまうのが問題なのですか。

    歌樽先生:それも問題なのですが、もっと大きな問題があるのです。誰もが曲に合わせて歌おうとしますからね。因みに先ほどの訳詩ですが、これを金グァンス先生の曲 に合わせて歌ってみてください。

    詩子アナ:では、一番平凡タイプでやってみます。

    ♪母さん 姉さん 川辺で暮らそ
    お庭はきらきら金の砂
    お外はそよそよ葦(よし)の歌
    母さん 姉さん 川辺で暮らそ ♪

    なかなかうまく合いませんね。

    歌樽先生:「オンマヤ ヌナヤ」はもう金素月の詩が中心になっているのではなく、金グァンス作曲の「オンマヤ ヌナヤ」になっていて、しかも作詞の金素月よりも作曲者ははるかに知られていないにもかかわらず、曲のみが誰の耳にも残っているという状況なのです。

    詩子アナ:つまり、「故郷」は「故郷」の曲、「オンマヤ ヌナヤ」は「オンマヤ ヌナヤ」という曲になり、その曲があって、歌詞があるということになっている訳ですね。

    歌樽先生:そういうことです。ですから、曲は思い出せても歌詞は忘れるということが起きるのです。

    詩子アナ:つまり、もとの詩が中心ではなく、曲中心になっているということですか。これこそ主客転倒ですね。こういうどんでん返しがあるとは思いませんでした。自由に詩を創作しなさいというのはそういうことだったのですか。

    歌樽先生:そうだからといって、落胆することはありません。今まで学んだことを基礎にやれば十分やりきれると信じています。

    詩子アナ:そんな風に信じられても、ちょっと力が抜けますね。オンマヤ!でも、曲があるということは、それがヒントになりますから、あながち悪いともいえないような気もします。

    歌樽先生:では、今度は曲も考慮しながらやってみましょう。さっきいろんなバージョンの訳詩を見せてもらいましたから、それらを試してみることも可能ですね。

    詩子アナ:ああ、大変、大変。歌もそれほど上手な訳ではないし。

    歌樽先生:でも「無理、無理、無理の十八里」の距離は少し縮まりましたか。

    詩子アナ:いえいえ、「びっくり、びっくり、十八里」で距離は変わりません。

    歌樽先生:「びっくり」の「くり」が「九里」で、これが2つで「十八里」という訳ですか、詩子さんの調子が戻ってきたようですね。これで、安心しました。

    詩子アナ:私は「有知無知三十里」という心境です。

    歌樽先生:難しい故事成句ですね。これを知っているひとは「ソウソウ」いませんから。

    詩子アナ:「曹操(そうそう)」さんの気持ちで、歌いながらやってみます。ところで、訳詩というのは元の詩からこんなに離れていいんでしょうか。

    歌樽先生:表面的には原詩から離れるほど、内容的には原詩に近づく場合もありますから、一概にはいいとか悪いとかは言えませんね。最終的には作者の意図が訳詩に十分反映されているかどうかということでしょうから。では、期待しています。

    ナレーター:みなさん、どんな風景が見えたでしょうか。独断と偏見でお馴染みの歌樽先生、そして詩子アナウンサー、長時間お疲れ様でした。

    以上で「ハングルの詩のある風景-オンマヤ、ヌナヤ」を終わります。次回はどんな風景でしょうか、お楽しみに。

  • 紙上中継[LIVE] ハングルの詩のある風景「オンマヤ、ヌナヤ」第24回

    詩子アナ:自由に創作してみなさいというのは、何か理由があるのですか。どうも腑に落ちないのですが。

    歌樽先生:なるほど、鋭いですね。なかなかいいところを押さえられるようになりましたね。作曲家の安ソンヒョン先生の「オンマヤ ヌナヤ」の歌碑を以前(第1回・第2回)見ましたね。

    詩子アナ:はい、楽譜は詳しく見ませんでしたが。

    歌樽先生: 安ソンヒョン先生作曲のものが歌碑に刻まれています。

    http://blog.daum.net/namury44/16888572image

    ところが、現在歌われている「엄마야 누나야」の歌は実は安先生の作曲ではなく、金グァンス先生作曲のものといわれています。

    詩子アナ:今まで聴いていた「オンマヤ ヌナヤ」は金グァンス先生のものなんですか。

    歌樽先生:今はほとんどそうですね。下の金グァンス先生作曲の楽譜と上の安ソンヒョン先生の楽譜を比べてみるとかなり違いますね。

    http://blog.daum.net/jshwang11/502image

    詩子アナ:メロディーも拍子も音符の数も違いますし。

    歌樽先生:そこで大きな問題が生じるのです。

    詩子アナ:どんな問題ですか。

    歌樽先生:では、それを考えてみましょう。