산유화 山有花10

紙上中継[LIVE]  ハングルの詩のある風景: 산유화 山有花 第10回

詩子アナ:「土用の丑(うし)の日」にウナギを食べる「夏の土用」だけではないんですね。

歌樽先生:そうですね。四季それぞれに土用がありますから。

詩子アナ:韓国では「土用の丑の日」のような日はあるのですか。

歌樽先生:「복날:伏の日」とか「삼복:三伏」と呼ばれる日がありますね。夏至の日から数えて3番目と4番目の「庚(かのえ)」にあたる日と立秋のすぐ後の「庚」の日で、それぞれ「초복:初伏(しょふく)」「중복:中伏(ちゅうふく)」「말복:末伏(まっぷく)」といって、暑さ負けしないように体に良いといわれるものを食べています。

詩子アナ:それはどんな食べ物ですか。

歌樽先生:代表的なものは犬料理で「ポシンタン(보신탕:補身湯)」とも「ヨンヤンタン(영양탕:営養湯)」とも言っていましたが、最近は「サチョルタン(사철탕)」と呼んでいますね。「サチョル」とは「四季」のことで、季節にかかわらずいつでも食べられるという意味で名付けられたといわれていますね。

詩子アナ:「갈 봄 여름 없이」という訳ですか。「山有花」とは無関係なのに、こんなところで回り回ってドッキングですか。「初伏」「中伏」「末伏」の「伏」の字には「犬」がありますね。これもドッキングでしょうか。

歌樽先生:それは気がつきませんでした。では、「갈 봄 녀름업시」に戻って、季節について考えてみましょう。

第20問:「갈 봄 녀름업시」を一文字ずつ読んで、その音に対応する季節を調べてみましょう。

詩子アナ:はい、五行と五音、それに対応する音と季節を整理しておきます。
五行 五音 対応音 季節
① 木:牙音  ㄱ/ㅋ/ㄲ ・・・・・・ 春
② 火:舌音  ㄴ/ㄷ/ㄹ/ㅌ/ㄸ ・・・ 夏
③ 土:喉音  ㅇ/ㅎ・・・・・・・・ 土用
④ 金:歯音  ㅅ/ㅈ/ㅊ/ㅆ/ㅉ ・・・ 秋
⑤ 水:脣音  ㅁ/ㅂ/ㅍ/ㅃ・・・・・ 冬

第20問:こんな感じです。
初声:季節   終声:季節  意味
「갈」・・・가:春    ㄹ:夏     秋
「봄」・・・보:冬    ㅁ:冬     春
「녀」・・・녀:夏
「름」・・・르:夏    ㅁ:冬     夏
「업」・・・어:土用   ㅂ:冬
「시」・・・시:秋
一文字ずつ初声と終声の季節と意味も付け加えました。

歌樽先生:これで、何か分かりましたか。

詩子アナ:はい、五行音の季節でいえば、「갈」の「가」が春、「ㄹ」が夏となって、「갈」は「가을」、つまり秋ということですから、この順に季節を考えると、これで「春→夏→秋」、次の「봄」の「보」が冬となって、季節が巡っています。
つまり、「春→夏→秋→冬→春」が「갈 봄」で表わされているということでしょうか。

歌樽先生:そうですね。これを「봄」から始めると意味は春から始まりますが、音から見ると「봄」の「보」も、パッチムの「ㅁ」も冬になってしまいます。

詩子アナ:では、「갈 봄 녀름 없이」を「秋春夏なく」と訳さなくてもいいのですか。

歌樽先生:「秋春夏なく」では順序がおかしいですからね。
詩子アナ:なるほど、音と意味から「春夏秋冬」と理解できるような仕組みを考えたところがすごいですね。それで「갈 봄 녀름업시」がキーワードという訳ですか。

歌樽先生:もちろんリズムも忘れてはいけませんが。

詩子アナ:ところで、金素月は「陰陽五行説」について知っていたのでしょうか。

日韓文化交流基金主催のコンサートにご招待

日韓の国交正常化50周年を記念し、日韓文化交流基金の主催により、日韓の少年少女合唱団、東京芸術大学や韓国芸術総合学校の若手声楽家、民俗楽器演奏家が共演するコンサートが、以下のとおり開催されます。

日時: 2015年12月17日(木) 18:30開演(18:00開場、全席指定、料金無料)
会場: 紀尾井ホール(千代田区紀尾井町6-5)
主催: 公益財団法人日韓文化交流基金
共催: 日韓・韓日文化交流会議
後援: 外務省、駐日韓国文化院

参加ご希望の方は日韓文化交流基金に直接お申し込みください。座席に限りがありますので、お早めに。

http://www.jkcf.or.jp/youth/1217/

 

산유화 山有花 09

紙上中継[LIVE] ハングルの詩のある風景: 山有花 第9回

詩子アナ:よく知っている山の名前にしてもらえると分かるかも知れませんが。

歌樽先生:では問題を少し変えてみましょう。
第19問改:「목멱산(木覓山)」とは次のどの山でしょうか。
a)ソウルの南山 b)釜山の南山峰 c)慶州の南山 d)醴泉の南山

詩子アナ:全て南山ですか。

歌樽先生:南山と呼ばれている山や地名はあちこちにありますからね。因みに金素月は子供の頃南山里というところに住んでいたようですよ。

詩子アナ:そうですか。答はあてずっぽでいいですか。

歌樽先生:いいですよ。あてづっぽも才能ですから。

詩子アナ:安心しました。

第19問改:答は、a)ソウルの南山。

歌樽先生:正解です。「목멱산(木覓山)」はソウルの南山のことですね。「山有花」の詩碑は南山図書館正面入り口の近くにあります。

詩子アナ:詩碑の回りには花が植えられていて、季節を強く感じさせますね。

歌樽先生:その通りですね。「갈 봄 여름 없이」は原本には「갈 봄 녀름업시」と書かれています。

詩子アナ:「갈 봄 여름 없이」と「갈 봄 녀름업시」では意味が変わってくるのですか。

歌樽先生:意味は変わりませんが、季節が変わってきますよ。実は五行の「木、火、土、金、水」は季節も表していますから、「여름」と「녀름」は「夏」という意味は変わりませんが、「여」と「녀」では季節が変わってきます。

詩子アナ:音が季節を表しているのですか。五行は5つで、四季は4つで、数が合わないのですが。

歌樽先生:なるほど、鋭いところを突いてきましたね。ここで、手短に五行と季節について整理しておきましょう。

五行  五音     対応音                        季節
① 木:牙音  ㄱ/ㅋ/ㄲ ・・・・・・ 春
② 火:舌音  ㄴ/ㄷ/ㄹ/ㅌ/ㄸ ・・・ 夏
③ 土:喉音  ㅇ/ㅎ・・・・・・・ 土用
④ 金:歯音  ㅅ/ㅈ/ㅊ/ㅆ/ㅉ ・・・ 秋
⑤ 水:脣音  ㅁ/ㅂ/ㅍ/ㅃ・・・・・冬

最近、『訓民正音』解例本が覆刻されたというニュースがありました。

http://goldlife.tistory.com/3602#.Vhcam_iXtng

http://malick.egloos.com/6547931

http://kbh3731.blog.me/220502355798

実は、『訓民正音』解例本というのはハングルが出来てから約500年後の1940年に発見されたのですが、この<解例本>ではハングルを詳細に解説しています。

その説明では、「③土:喉音」と「⑤水:脣音」が入れ替わっていて、「③土:脣音」、「⑤水:喉音」となっています。

詩子アナ:では「土用」が秋の次に来るのですか。

歌樽先生:いえ、五行と季節には変わりがなく、五音とそれに対応する「喉音」と「脣音」が入れ替わるだけです。

詩子アナ:では、「土用」は夏と秋の間の期間ですか。

歌樽先生:日本では「土用」といえば立秋の前の「夏の土用」を指すことが多いですね。「土用」を「季夏:계하」といって晩夏をさすという考え方もあるようですが、本来は、立春、立夏、立秋、立冬の前の18日か19日間のことなんです。

산유화 山有花 08

紙上中継[LIVE]  ハングルの詩のある風景:  산유화 山有花  第8回

歌樽先生:では、この調子でどんどんやっていきましょう。
第18問: 次は第3連を整理しておきましょう。
詩子アナ:はい、「山有花」の第3連の「頭音」と「脚音」を子音の五行音と母音の陰陽をそれぞれ整理してみました。

image

歌樽先生:では、この特徴をまとめてください。
詩子アナ:第3連の頭音の子音は「金」3つ、「木」が1つの「2種3同」ですが、脚音は「土」が2つ、「金」と「火」が1つずつです。これは何と呼べばいいんですか。
歌樽先生:五行音が3種類で同じ音が2つありますから、「3種2同」と呼んでおきましょう。もっとも「3種」といえば、4つのうちにどれかの音が2つある訳ですが、確認の意味で「2同」を付けておくことにしましょう。
詩子アナ:はい、母音の方は頭音が「4陽」、「脚音」が「1陽」です。
次に、第4連もやります。第4連の頭音と脚音は第1連と同じです。

image

詩子アナ:第4連は子音は「2種3同」で、母音は頭音が「4陽」、「脚音」が「0陽」です。
全体的にみてもこの傾向があるようです。
歌樽先生:では、「갈 봄 여름 없이」について見ていきましょう。第11問(第5回)で「山有花」の詩に色を付けた時、「갈 봄 여름 없이」は無色でしたね。
詩子アナ:はい。山は緑、花は赤、鳥は青で塗りました。「갈 봄 여름 없이」は山でも花でも鳥でもありませんから、色は付けていませんが、季節のイメージが浮かびます。
歌樽先生:どんなイメージですか。
詩子アナ:季節ですから、時の流れと時の巡りの両方が頭に浮かびます。
歌樽先生:「山有花」の詩碑も季節の花と一緒に撮られていますね。
http://blog.daum.net/hide-and-seek/2170005
http://blog.daum.net/wuban777/13429225
詩子アナ:この「山有花」の詩碑はどこにあるのですか。
歌樽先生:図書館がすぐ近くにあって、昔、「목멱산(木覓山)」と呼ばれた山にあります。
第19問:「목멱산(木覓山)」とはどこにある山でしょうか。
a)ソウル b) 釜山 c) 慶州 d) 醴泉
詩子アナ:「覓」というのは難しい漢字ですね。
歌樽先生:あまり見ないかも知れませんが、地図には「覔」と書かれているものもあります。

산유화 山有花 07

紙上中継[LIVE]. ハングルの詩のある風景: 산유화 山有花  第7回

詩子アナ:完璧なときに「であーる」というとなぜか気持ちがいいですね。

歌樽先生:「であーる」がよくでるようになればいいですね。では、先に進みましょう。
第15問:第1連の4行の「脚音」の母音の特徴はなんでしょうか。

詩子アナ:[피네]の[네]と[업씨]の[씨]ですから、[에]は陰母音、[이]は中性母音、つまり
第15問:第1連の4行の「脚音」の母音は全て「非陽母音」であーる。

歌樽先生:正解です。頭音については、第3問から第6問で扱いましたね。

詩子アナ:はい、確か「金-木-木-木」で「金森」さんと名付けた気がしますが。

歌樽先生:しっかり覚えていますね。それを覚えていれば大丈夫でしょう。
第16問:「山有花」の第1連の「頭音」と「脚音」を子音の五行音と母音の陰陽をそれぞれ表にして整理してみましょう。

詩子アナ:はい、わかりました。
第16問はこんな感じにまとめてみました。分かりやすく色分けしてあります。

image

歌樽先生:頭音と脚音の並びが対照的ですね。子音の場合、頭音が「金-木-木-木」、脚音が「火-火-金-火」。このような音の並びを「2種3同」と呼ぶことにしましょう。4つの行の頭音か脚音など特定の位置の音が五行音のうち2つの種類の音からなっていて、そのうちの一方の音が3つ、もう一つが1つだけの場合です。

詩子アナ:頭音は「金-木-木-木」で、五行音は「金」と「木」の2つの種類、「木」が3つ、「金」が1つだけなので、つまり「金森」さんタイプが「2種3同」という訳ですね。

歌樽先生:そういうことですね。脚音の子音はどうなっていますか。

詩子アナ:脚音は「火-火-金-火」で、五行音は「金」と「火」の2つの種類、「火」が3つ、「金」が1つだけなので、これも「2種3同」です。

歌樽先生:母音の場合は陽音の数を数えることにします。頭音は全て「陽」ですから、これを「4陽」と呼ぶことにしましょう。脚音は「陽」がありませんから「0陽」としましょう。

歌樽先生:では、第2連を同様に見ておきましょう。
第17問:「山有花」の第2連の「頭音」と「脚音」を子音の五行音と母音の陰陽をそれぞれ整理してみましょう。

詩子アナ:第17問は第16問と同じようにしてみました。

image

歌樽先生:はい、これもなかなか面白いですね。第2連は「頭音」も「脚音」も「2種3同」ですね。母音の方は「頭音」が「2陽」、「脚音」は「0陽」となっていますね。

산유화 山有花 06

紙上中継[LIVE]  ハングルの詩のある風景:  산유화 山有花  第6回

詩子アナ:山の中央がスーと右に延びていますから、これを90度右に回すと、山が手前にグッと迫ってくるようですね。

歌樽先生:なるほど、いい所に気が付きましたね。

詩子アナ:前に迫った山の頂を両側の峰と谷がしっかり支えている感じです。

歌樽先生:なかなか素晴らしい! 絵の素養があるようですね。

詩子アナ:画家ですか。

歌樽先生:がっかりしましたか。

詩子アナ:いえいえ、そういわれましたから、山に咲いた花を描いている気分です。

歌樽先生:それでこそ、詩子さんですね。
第12問:では、「山」と「花」の共通点は何でしょうか。

詩子アナ:漢字で1文字、カナで2文字。

歌樽先生:ほかに何かありませんか。

詩子アナ:英語では「mountain」と「flower」、「o」が共通に使われています。

歌樽先生:ローマ字で書くと分かるかもしれませんね。

詩子アナ:「yama」と「hana」ですか、分かったー!
第12問:正解は全ての母音が「a」、つまり「あ」であーる。

歌樽先生:では「산」と「꽃」の場合はどうでしょうかね。
第13問:「산」と「꽃」の共通点は何でしょうか。

詩子アナ:そういう流れでしたか。
第13問:正解は「산」の母音も「꽃」母音も陽母音であーる。

歌樽先生:よく思い出しましたね。今度は母音について調べてみましょう。
第14問:次のうち陽母音だけのグループを挙げましょう。

  • a)아야와위
  • b)웨요외에
  • c)어으오우
  • d)와왜애야

詩子アナ:「아야오요」が陽母音と覚えていましたが、複雑な母音が加わると、ややこしいですね。

歌樽先生:ヒントにはなりませんが、「ややこしい」を「야야코시이」とハングルで書くと、ここには陰母音はありませんね。

詩子アナ:もうすこしヒントらしいヒントがあれば嬉しいのですが。

歌樽先生:それぞれの3番目の音は陽母音扱いとしましょう。

詩子アナ:これは嬉しいヒントですね。「오」とその要素を持つ「와/외/왜」の各母音は陽母音という訳ですね。分かりました。
第14問:正解はd)です。

歌樽先生:よく分かりましたね。

詩子アナ:ヤッター!「陽母音扱い」という説明がヒントになりました。「이+아=야」は「아」が陽母音で、その線上で「야」が陽母音と考えれば、同様に「아/오」を基本に持つ母音は陽母音と考えた訳です。「이」はどうなるんですか。

歌樽先生:「이」は中性母音と考えられています。陽母音にも陰母音にもつきますからね。
第15問:「山有花」の第1連の各行の初めの音の特徴は何でしょうか(太字で示しました)。

詩子アナ:では、その部分を読んでみます。

산에는 꽃 피네
꽃이 피네
갈 봄 여름 없이
꽃이 피네.

歌樽先生:なかなかいい調子ですね。

詩子アナ:各行の最初の音は「頭音」と呼ぶことにしましたが、各行の終わりの音はなんと呼ぶのですか。

歌樽先生:「脚音」と呼んでおきましょう。

詩子アナ:漢詩の「頭韻」「脚韻」とは違うのですか。

歌樽先生:韻を踏んでいるかどうかは別として、ただ各行の最初の音と最後の音を指すものとして、ここでは「頭音」「脚音」という語を使うことにしましょう。

詩子アナ:はい、分かりました。
第15問:答は、全ての行の頭音は陽母音であーる。
「산」と「갈」は「아」、「꽃」は「오」でどれも陽母音ですから。

歌樽先生:「であーる」が口癖になったようですね。

산유화 山有花 05

紙上中継[LIVE]  ハングルの詩のある風景「산유화 山有花」第5回

歌樽先生:分かったようですね。

詩子アナ:つまり、花がどこにあるかを探したようにして、
第10問:山がどこにあるかを探しだしました(太字で示しました)。

山有花

山에는 꽃 피네
꽃이 피네
갈 봄 여름 없이
꽃이 피네.

山에
山에
피는 꽃은
저만치 혼자서 피어 있네.

山에서 우는 작은 새여
꽃이 좋아
山에서
사노라네.

山에는 꽃 지네
꽃이 지네
갈 봄 여름 없이
꽃이 지네.

歌樽先生:山が強調されている様子がよく分かりますね。
第11問:鳥に関するものは別にして、山と花とを一緒にするとどうなりますか。

詩子アナ:こんな感じです。
第11問:「갈 봄 여름 없이」が残りました(太字で示しました)。

山有花

산에는 꽃 피네
꽃이 피네
갈 봄 여름 없이
꽃이 피네.

산에
산에
피는 꽃은
저만치 혼자서 피어 있네.

산에서 우는 작은 새여
꽃이 좋아
산에서
사노라네.

산에는 꽃 지네
꽃이 지네
갈 봄 여름 없이
꽃이 지네.

歌樽先生:なかなか興味深いですね。何か分かりましたか。

산유화 山有花 04

紙上中継[LIVE]  ハングルの詩のある風景「산유화 山有花」第4回

詩子アナ:なんとかできました。
第8問:正解は「火火火火」です。

歌樽先生:応用問題も解けたようですね。「에/에/은/네」の初声だけ見れば「土土土火」ですが、発音から見れば、「네/네/츤/네」で確かに「火火火火」ですね。

詩子アナ:ということは、完璧という訳ですか。

歌樽先生:ええ、完璧ということで、次に花について考えてみましょう。
第9問:花はどこにありますか。

詩子アナ:ちょっと見渡してみましょう。あまり、花が見えませんね。
http://blog.daum.net/isdc219/318

歌樽先生:このあたりではなく、「山有花」の詩の中の話なんですが。

詩子アナ:ああ、詩の中でのお花探し、分かりました!!
第9問:花がお山のどこにあるかを探しだしました(太字で示しました)。

山有花

산에는 꽃 피네
꽃이 피네
갈 봄 여름 없이
꽃이 피네.

산에
산에
피는 꽃은
저만치 혼자서 피어 있네.

산에서 우는 작은 새여
꽃이 좋아
산에서
사노라네.

산에는 꽃 지네
꽃이 지네
갈 봄 여름 없이
꽃이 지네.

歌樽先生:調子が上がってきましたね。ずいぶんあちこちに花がありますね。

詩子アナ:はい、咲く花も散る花もあります。

歌樽先生:こうして太字にしてみると、山のあちこちに花があることがよく分かりますね。
第10問:では、山はどこにありますか。

詩子アナ:山ですか。この「山有花」の詩、全部が山という訳ではないのですか。第2問の正解が「山」ということですから。

歌樽先生:確かにそういえばそうですが、では富士山について考えて見ましょう。遠くから見ていれば、「あれが富士山です」といえますが、五合目あたりで「富士山は?」と聞かれると、どうしますか。

詩子アナ:困りましたね。今立っているところも富士山ですが、頭上に聳えている山頂を指して、「あれが富士山です」というかも知れませんね。ということは、ここは山かと聞かれたところは全て山ですね。

歌樽先生:そのあたりに山の秘密があるようですね。ちなみに原本では「산」は「山」と漢字で書かれています。

詩子アナ:「산」ではなく、「山」ですか。

歌樽先生:山だけが漢字で書かれているんです。もっとも、「山」以外の語で漢字になるものはありませんが。

詩子アナ:ああ、そういうことでしたら、わかりました。

산유화 山有花 03

紙上中継[LIVE]. ハングルの詩のある風景「산유화 山有花」第3回

歌樽先生:なかなか好調ですね。では、次です。
第5問:第3連と第4連を同じようにやってみましょう。

詩子アナ:

第3連は・・・
산에서 우는 작은 새여・・산は④の歯音で「金」
꽃이 좋아・・・・・・・・꽃は①の牙音で「木」
산에서 ・・・・・・・・・산は④の歯音で「金」
사노라네. ・・・・・・・・사は④の歯音で「金」

第4連は・・・
산에는 꽃 지네・・・・・산は④の歯音で「金」
꽃이 지네 ・・・・・・・꽃は①の牙音で「木」
갈 봄 여름 없이 ・・・・갈も①の牙音で「木」
꽃이 지네. ・・・・・・・꽃は①の牙音で「木」

第5問:第3連は「金木金金」で、第4連は「金木木木」です。

歌樽先生:素晴らしい!!これらは各行の初めの音ですので、これからは「頭音」と呼ぶことにしましょう。
第6問:では、各連の頭音の共通点は何でしょうか。

詩子アナ:第1連と第4連は「金木木木」、第2連は「金金水金」、第3連は「金木金金」ですから、ほとんどが「金」か「木」ですね。

歌樽先生:たしかにほとんどが「金」か「木」ですが、「水」もありますね。

詩子アナ:第1連と第4連は「金森」さんですね。

歌樽先生:なるほど、いいところに気が付きましたね。

詩子アナ:「木」が3つで「森」という訳です。森兄弟二人が行くのは、木が6つで「六本木」という謎々から考え付きました。

歌樽先生:今日は冴え渡っていますね。では、第2連の「金金水金」は?

詩子アナ:悩んでいます。ヒントがないと難しいですね。ハートの岩もあるようですね。
http://www.tvseoul.kr/news/article.html?no=1611

歌樽先生:この岩も遠めに見ればもっとハートらしく見えますよ。

詩子アナ:遠めにですか。「金木木木」「金金水金」「金木金金」「金木木木」、、
第6問:どの連も5つの五行音のうち2つの音からなっています。

歌樽先生:正解です。

詩子アナ:大正解!でも、このことがそんなに重要なことなんですか。

歌樽先生:だんだんとこの重要さが分かってきます。今はそれほど深く考えなくてもいいでしょう。
では今度は各連の最後の音を調べて見ましょう。
第7問:第1連の最後の音を五行の音に分類してみましょう。

詩子アナ:산에는 꽃 피네・・・・・네は②の舌音で「火」
꽃이 피네 ・・・・・・・네は「火」
갈 봄 여름 없이 ・・・・이は③の喉音で「水」
꽃이 피네. ・・・・・・・네は「火」
という訳で「火火水火」です。

歌樽先生:「없이」は原文では「업시」と書いてありますが、どちらも読むときには[업씨]となりますから、最後の音は「이」ではなく「씨」です。

詩子アナ:なるほど、言われてみると、確かに「업씨」ですね。「씨」は「ㅅ」系列の音ですから、歯音で、五行音では「金」ですから、
第7問:正解は「火火金火」です。

歌樽先生:素晴らしいですね。では、応用問題です。
第8問:第2連の各行の最後の音を五行音でいうとどうなりますか。

詩子アナ: 応用問題ということは、「에/에/은/네」ではないということのようですね。
산에→[사네]・・・・・・・・・・・・네は②の舌音で「火」
산에→[사네]・・・・・・・・・・・・네は「火」
피는 꽃은→[꼬츤]・・・・・・・・・・츠は④の歯音で「金」ですが、[츤]の
パッチムの「ㄴ」は火です。
저만치 혼자서 피어 있네. →[인네]・・네は「火」
ということは、、、

フラクタル(自己相似性)とは?

このサイトの検索ボックス(各ページ最下段にあります)に<フラクタル>と入力して検索すると、次の二つの投稿が表示されます。

オンマヤ・ヌナヤ-15

オンマヤ・ヌナヤ-16

オンマヤヌナヤ15で、カタル先生は次のように説明しています。

歌樽先生:<フラクタル>とは自然でよく見られる形で、一部を抜き出すと全体と似た形になるところに特徴があります。例えば、枝から枝がでている一部分が、木全体の構造と似ていたり、海岸線のある部分を拡大すると、拡大前のより大きな海岸線と似ていたりといったところでしょうかね。ここは大切ですからしっかりおさえておきましょう。

オンマヤヌナヤ16では<フラクタル>を使って金素月の詩の音韻構成を分析しています。ハングルの詩のある風景シリーズの新連載「산유화 山有花」でも、<フラクタル>の理解が必須だそうです。

Google 検索に次の説明があります…形の適宜な一部を取ってもそれが全体と似ている成り立ちをしていること。自己相似的…