Category: Uncategorized

  • Newsweek 2002年3月発行の英・韓語版(3月18日号)と同日本語版(3月20日号)は前年12月の明仁天皇のご発言に関する特集を組んでいます。表紙の文言はそれぞれ次のとおりです。 OLD SECRETS: Japan’s Uneasy Encounter With Its Cultural Roots–In Korea 日本 천황은 半한국인: 아키히토 천황의 혈통고백 파문, 한국서 찾는 일본의 뿌리 天皇家と朝鮮: 明仁天皇が「封印」を解いた日本と韓国の深いゆかり 特集記事は、2001年12月23日の誕生日における明仁天皇のご発言「桓武天皇の生母が百済の武寧王の子孫であると『續日本紀(しょくにほんぎ)』(8世紀に編纂された国史)に記されていることに韓国とのゆかりを感じています」にもとづいています。それぞれの冒頭ページの見出しとリード文等は次のとおりです。 Japanese are just beginning to come to grips with their Korean heritage. By George Wehrfritz and Hideko Takayama The Ties That Bind SHE WAS A DAUGHTER OF KOREA’S PAEKCHE KINGDOM,…

  • 「年々歳々時記」と題して、写真と文章を載せているブログを紹介します。筆者は青森県八戸市在住です。ハングル俳句との接点はなさそうですが、俳句と写真を好む筆者の記事をお読みください。 https://muragimono.wordpress.com/

  • サイバー中継: ハングルの詩のある風景 つつじの花  진달래꽃  第15回 詩子アナ:はい、わかりました。 第27問:2連以下、一緒にやってみます。 寧邊에 薬山(약산)   진달래꽃 아름 따다 가실 길에 뿌리우리다 寧邊は薬山           寧邊にゃ薬山 つつじ花            つつじ花 摘んでは道に撒きましょう。   摘んで花道作ります 가시는 걸음걸음 놓인 그 꽃을 사뿐이 즈려밟고 가시옵소서 行く歩みごと          一歩行くたび 敷きし花            敷かれた花を 軽く踏みつけ行きなされ     しかと踏み踏み行きなされ 나보기가 역겨워 가실때에는 죽어도아니 눈물흘리우리다 私に会うのが嫌になり     会うもお嫌の 去ってお行きになる時は    別れなら 死んでも涙は流しませぬ    涙なんぞは見せまいぞ 歌樽先生:では、右側の粗訳を中心にもう一度みて、直してみましょう。 詩子アナ:ああ、ややこしや、ややこしや!すこし新しい感覚でやってみます。 逢うもお嫌の お別れ話 何も言わずに見送るわ 寧邊、薬山 つつじの花を 摘み採りお道に撒きましょう 一歩行くたび 敷かれた花を しかと踏みしめお行きなさい 逢うもお嫌の お別れ話 涙なんかは流しませんよ 歌樽先生:掛詞もいくつか入っているようですね。 詩子アナ:はい、いろいろ考えてみました。 歌樽先生:いろいろと考えた跡が見えますが、詩という感じがしないのはなぜでしょうかね。…

  • サイバー中継: ハングルの詩のある風景 つつじの花  진달래꽃 第14回 歌樽先生:それは微妙に違うでしょうね。微妙以上に違うこともありますね。 詩子アナ:微妙以上もですか。では、前回と前々回の内容をもう一度整理してみます。 ①「見送る人」の本心と「去る人」への心情を分けて考える。 ②「가시」が棘の意とすると、生と死を担っている。 ③「가시는」の修飾関係が1925年の修正で変わっている。 ④「사뿐이:軽やかに」と「즈려밟고:力を入れて踏みつける」のバランスが悪い。 ⑤表面的には消極的だが、内に鋭い匕首(あいくち)が込められている。 歌樽先生:では、この調子でどんどんすすめましょう。 詩子アナ:まず、「가시는」では「去る人」には尊敬語「가시다:お行きになる、去られる」の連体形を用いつつ、一方「見送る人」の本心としては「가시는」が「心に刺さる棘」とも読めるようにしていることが挙げられます。 歌樽先生:「가시」が「棘」と読める根拠は? 詩子アナ:以前、私に「貸しを作られることにもなりますし」とおっしゃったのですが(第9回参照)、この「貸し」は実は「가시」のことだったんですね。 歌樽先生:それで? 詩子アナ:花とか植物とのかかわりをもつ言葉と同じ言葉を第18問(第9回)でやりましたが、タイトルの「진달래꽃」の「꽃」だけからも、「가시」から「棘」を連想することは可能だと思われますが。「棘」は使い方によっては「匕首」にもなりますし。 歌樽先生:では「사뿐이」の方は? 詩子アナ:これが分かれば、第26問の答えになりますか。 歌樽先生:ほぼ、できるでしょう。 詩子アナ:では、お言葉に甘えてそうさせていただきます。 第26問:「死」の文字は「죽을 사」といいますから、「사뿐이」は「死だけ」と同じ音になっています。 「見送る人」の側では「あなたが去ってしまえば私に残るのは生きる望みのない「死」だけのように感じられるのですが、「去る人」への心情は、見送る人の分身であるつつじの花には私の心に棘が刺さっているように棘があるので、「사뿐이:軽やかに」踏んでいかないと去るあなたに深く刺さってしまう、これは自分の本意ではないけれどといった心の葛藤が上の「사뿐이:軽やかに」と「즈려밟고:力を入れて踏みつける」のバランスが悪いという指摘を受けることになったと思われます。 歌樽先生:なるほど、これで第26問の答の軸はおおよそできたようですね。こうしたことを踏まえて訳詩することができればいいですね。では、やってみましょう。 詩子アナ:えっ!私が? 無理、無理、無理の十八里ですよ。 歌樽先生:久しぶりに無理、無理、無理の十八里が出てきましたね。18番のようですね。 詩子アナ:いえ、その2倍の無理、無理、無理、無理、無理、無理の36里の気持ちです。 歌樽先生:粗訳したものをまず並べてみましょう。 詩子アナ:並べるだけなら、すぐにできます。まず、1連です。 나 보기가 역겨워 가실 때에는 말없이 고이 보내 드리우리다 私に会うのが嫌になり 会うもお嫌の 去ってお行きになる時は 別れなら 黙ってそっと送りましょう。 黙ってそっとお見送り 歌樽先生:では、この調子で、2連のほうもやってみましょう。 詩子アナ:2連の短いほうの粗訳はまだやってなかったんですが。 歌樽先生:では、これをしていただきましょう。 第27問:2連以下も1連のように粗訳をしてみましょう。  

  • サイバー中継: ハングルの詩のある風景 つつじの花  진달래꽃  第13回 詩子アナ:ということは、ということは? 歌樽先生:詩の構造と関連させると? 詩子アナ:ああ、そういうことですか。Aは「가시는」と「발걸음」の間に「길」があるので、「발걸음」とはワンクッション置いてありますが、Bは「가시는」が直接「걸음걸음」に掛かっています。このBの文型であれば、「가시」を「棘(とげ)」と訳しうる条件を作っているように思います。 歌樽先生:なるほど。「가시는 길」では、「お行きになる道」としか理解されないけれど、「가시는 걸음걸음」では「お行きになる一歩一歩」という意味と、「棘は一歩一歩」と言う風に読めるということですか? 詩子アナ:そ、そうです。そういうことを言いたかったんです。 歌樽先生:では、この「棘」はどこにいったのでしょうか。ヒントになるかも知れませんので、 ここで気分をかえて「가시나무새」という歌を聞いてみましょう。 https://www.youtube.com/watch?v=Y3Jyy4GtZQs 詩子アナ:歌っているのは패티김のようですが。 歌樽先生:そうですね。こんな歌詞です。 「離別(이별)」「サランへ(사랑해)」などでも有名ですね。 別の歌手のものも聞いてみましょう。 https://www.youtube.com/watch?v=yFalDaFMj_E 詩子アナ:歌唱力がすばらしいですね。アリという歌手ですか。「가시나무(茨の木)の새(鳥)」というのはどんな鳥ですか。 歌樽先生:下のサイトにでていますから、チェックしてみればわかりますよ。 http://goodwhmakers.tistory.com/242 詩子アナ:はい。オーストラリアの作家のコリーン・マッカラの小説「The Thorn Birds」、1977年の作品に出てくる伝説の鳥で、生まれて一度だけ歌を歌う時に、棘の木を探し、最も鋭い棘を体に刺し、地上で最も美しい声で歌いながら死んでいくという話のようですね。さっきのアリの歌の最後は歌いながら死んでいく鳥の様子だったんですね、ジーンと来ました。 生まれは1937年ということは金素月が亡くなった3年後に生まれた方なんですね。 歌樽先生:すこし、気分転換になりましたか。では、本題に戻りましょう。 第26問:「가시는」「사뿐이」の意味の二重性をヒントに、「見送る人」の本心と「去る人」への心情を説明してみましょう。 詩子アナ:「見送る人」の本心と「去る人」への心情は同じことではないんですか?

  • サイバー中継: ハングルの詩のある風景 つつじの花 진달래꽃 第12回 詩子アナ:地方によって歌にも特徴があるようですね。「십 리도 못 가서 발병 난다」の「10里」というのはマラソンの距離ぐらいのことを言っているのですか。 歌樽先生:では、これを問題にしましょう。 第24問:「10리(里)」とはどのくらいの距離でしょうか。 1)2km位   2)4km位   3)8km位   4)16km位 詩子アナ:1里はおよそ4キロですが、選択肢の最大値が16kmということですから、日本の里とは単位が違うようですね。 歌樽先生:「십 리도 못 가서 발병 난다」は「10里も行けないうちに足が痛くなる」といった意味ですから、これを参考にしてみてください。 詩子アナ:普通に行ける距離なのに、私を置いて行くので、その距離さえ行かないうちに足が痛くなってしまうといった意味合いなんでしょうか。 歌樽先生:そういった意味ですね。今でも田舎のお年寄りは20里とか30里などという表現をしていますよ。つい最近まで、2-3時間歩くのはなんでもありませんでしたからね。 詩子アナ:はあ、そうですか。大ヒントですね。分かりました。 第24問:2)4km位、です。 時速4キロだとすると、2キロだと往復しても1時間ですし、8キロだと片道で2時間、往復で4時間ですから、これはちょっと大変なので、4キロがぴったりかなと思いました。 歌樽先生:ヒントを言い過ぎましたね。 詩子アナ:ヒントで助かりました。「십 리도 못 가서」は言い換えれば「1時間も歩かないうちに」と言う意味なんですね。 歌樽先生:では、この詩の最大の難関に挑んでみましょう。 詩子アナ:ウワー!最大の難関ですか。 歌樽先生:そうですね。1996年、当時ソウル大学の先生だった金容禝(김용직)教授は「사뿐이 즈려밟고 가시옵소서.」の「사뿐이:軽やかに」と「즈려밟고:力を入れて踏みつける」は表現のバランスが合っていないという指摘をしています。(김용직『김소월전집』서울대학교출판부 1996 p.167) また、それよりも10年以上前に、当時誠信女子大学で教鞭をとられていた李姓教教授 は「진달래꽃」と「변칙<아리랑>(新アリラン)」の歌詞を引用し、「表面的には極めて消極的なようであるが、内には鋭い匕首(あいくち)が込められている」という指摘をしています。(『金素月研究』새문社 1983 p. Ⅳ 43) これをヒントに今回の詩のキーハングルの「사뿐히 즈려 밟고 가시옵소서.:(直訳)軽く踏みしめお行きください」の真意を探してみましょう。 詩子アナ:ようやく今回の詩のキーとなるハングルに到達ですか。この部分は1922年の『開闢』では「고히나 즈려밟고 가시옵소서」となっていたところですよね。 歌樽先生:そうです。そこのところをもう一度見ておきましょう。(第8回参照) A:…

  • サイバー中継: ハングルの詩のある風景 つつじの花  진달래꽃  第11回 詩子アナ:「가시리」の歌詞を書いたものはないんですか。 歌樽先生:昔の表記のものと今の表記に直したものと解釈したものがあります。いろいろと難しいところもあるのですが、まずは第1連を書き直した歌詞を見ておきましょう。 가시리 https://namu.wiki/w/%EA%B0%80%EC%8B%9C%EB%A6%AC 가시리 가시리잇고 나는 버리고 가시리잇고 나는 위 증즐가 大平盛代 (대평성대) 詩子アナ:書き直したものでも難しいですね。 歌樽先生:現代語に直したものもありますから、そちらを見てみましょう。 第23問:「가시리」の現代語訳のものを新しく訳してみましょう。できれば、音韻数をそろえられるといいですね。 詩子アナ:確かに古い歌のようですね。 第23問:現代語訳のものを会話風に粗訳してみます。 가시렵니까? 가시렵니까?       行っちゃうの? 行ちゃうの? 버리고 가시렵니까?            私を捨てて行っちゃうの? 나더러는 어찌 살라하고         どう生きろっておっしゃるの 버리고 가시렵니까?            私を捨てて行っちゃうの? 붙잡아 두고싶지만              私のそばにいてほしいけど 서운하면 아니올까 두렵습니다.   嫌になられたら恐いから 서러운 임 보내드리니           辛いけれどもお送りするわ 가시자마자 곧 돌아오십시오     着いたらすぐに帰って来てね 歌樽先生:気持ちが伝わってきますね。一味も二味もちがいますね。 詩子アナ:古いものも当時は新しかったはずですから、思い切って新しく訳してみました。…

  • サイバー中継: ハングルの詩のある風景 つつじの花 진달래꽃 第10回 詩子アナ:各連の前の4つの音と後ろの4つの音ですね。 第20問:こんな表にしてみました。     前部4つ     後部4つ   第1連 나:火 보:水 기:木 가:木 리:火 우:土 리:火 다:火 第2連 녕:火 벼:水 네:火 약:土 리:火 우:土 리:火 다:火 第3連 가:木 시:金 는:火 거:木 시:金 옵:土 소:金 서:金 第4連 나:火 보:水 기:木 가:木 리:火 우:土 리:火 다:火 特徴 3火1木 3水1金 2木2火 3木1土…

  • サイバー中継: ハングルの詩のある風景  つつじの花 진달래꽃 第9回 詩子アナ:同じ音で花や植物にかかわりのあるものですね。分かりました。強力な辞書がありますから、いろいろさがしてみます。 http://stdweb2.korean.go.kr/main.jsp 第18問:①약산の약と同じ音の「약:葯(やく)、雄しべの先の部分。꽃밥」 ②가시는の가시と同じ音の「가시:樫(かし)の木の実、どんぐり」 ③가시는の가시と同じ音の「가시:棘(とげ)」 ④뿌리우리다の뿌리と同じ音の「뿌리:根(ね) この中にどれか歌の理解や解釈に必要なものがあるのですか。 歌樽先生:今回は何でも調べて見ようという訳ですので、調べた結果が全て意味のあることかどうかは分かりません。でも、調べなければ分からない訳ですから、決して無駄ではないと思いますよ。 何もないということになれば詩子さんに貸しを作られることにもなりますし、ここは何か見つけてほしいところですね。 詩子アナ:貸しを作るだなんてとんでもありません。ともかく、何かしっかりしたものがあるようですので安心しました。 歌樽先生:そうですね。まずはいろいろと調べてみることが大切ですね。 では、この辺で初版本の『진달래꽃』の第4連を見ておきましょう。 나보기가 역겨워 가실때에는 죽어도아니 눈물흘리우리다 詩子アナ:では、粗訳をしてみます。 直訳型でまずやってみます。 私に会うのが嫌になり 去ってお行きになる時は 死んでも涙は流しません 次に意訳型でやってみます。 会うもお嫌の 別れなら 涙なんぞは見せまいぞ 歌樽先生:訳詩はあとでまた考えてみることにしましょう。 第19問:この詩の音韻の陰陽をまず調べておきましょう。 詩子アナ:分かりました。 第19問:連別に各行の頭音と脚音を整理してみます。    第1行  第2行  第3行   頭音 脚音 頭音 脚音 頭音 脚音 第1連 나:陽 워:陰 가:陽 는:陰 말:陽 다:陽 第2連 녕:陰…

  • サイバー中継: ハングルの詩のある風景  つつじの花 진달래꽃 第8回 歌樽先生:では、1925年の初版本の『진달래꽃』のものを粗訳してみましょう。 詩子アナ:寧邊は薬山 つつじ花 摘んでは道に撒きましょう。 歌樽先生:いろんなことを考えて粗訳したようですね。 詩子アナ:ヤッター!先生に褒めていただけると嬉しいですね。 歌樽先生:「한아름 따다」を「아름 따다」に直した理由を考えてみましょう。 詩子アナ:ヒントなしですか? 歌樽先生:では問題を出しましょう。 第16問:「한아름 따다」を「아름 따다」に変えると連想しやすい言葉は次の内どれでしょうか。 1)아름거리다(うやむやにする)   2)아름답다(美しい)    3)아름드리(一抱えに余る)       4)아름차다(手におえない) 詩子アナ:これは「掛詞」という感じで考えればいいようですね。とすると、 第16問:答えは、2)아름답다(美しい)、です。 掛詞とすれば「美しいツツジの花を両手いっぱいに摘み取って」といった意味になります。 歌樽先生:では、そこをおさえて、3連を見ておきましょう。1922年の『開闢』と1925年の初版本の『진달래꽃』の中の「진달래꽃」とを比べてみましょう。 가시는 길 발걸음마다 뿌려노흔  그 꽃을 고히나 즈려밟고 가시옵소서. (1922) ・・・・・・・・・・・・・・・・ 가시는 걸음걸음 놓인 그 꽃을 사뿐이 즈려밟고 가시옵소서. (1925) 詩子アナ:1922年のものと1925年のものはずいぶん違いますね。 歌樽先生:3連の粗訳を付けておきましょう。 詩子アナ:まず、1922年のものから お行きの道の歩みごと 撒いて置いた花 優しく踏みつけお行きください。 (1922)…