歌樽先生:では、ここで「蛍の光」の曲で歌っているのを聞いてみましょう。
現在歌っている曲は、安益泰(안익태)さんが1935年に作曲した『韓国幻想曲』です。
詩子アナ:あの、ずいぶん遠回りしているように思えるんですが。
歌樽先生:そうですね。遠回りのついでに、もう少し遠回りしてみましょう。
詩子アナ:じゃあ、私もすこし失礼して、間食などさせていただきましょう。先生も召し上がってください。おいしいですよ。
歌樽先生:鯛焼きですか。食べるのは久しぶりです。
第5問:「鯛焼き」は韓国語で何というでしょうか。
1)붕어(鮒:ふな)빵 2)도미(鯛:たい)빵 3)물고기(魚)빵 4)문어(蛸:たこ)빵
詩子アナ:お店には「잉어빵:鯉パン」と書いてあったようですが。蛸とは形が違いますし、魚では種類が多すぎてよくわからないし、「잉어」に近いのは「붕어」ですね。
第5問:答えは1)の「붕어(鮒:ふな)빵」です。
歌樽先生:正解です。「그 집 아들은 아버지와 붕어빵이다.(あの家の息子は父親と瓜二つだ。)」という表現がありますね。
詩子アナ:鯛焼きの型は同じ形ですからね、なるほど。面白い表現ですね。
歌樽先生:「붕어빵」と「잉어빵」との違いを指摘しているものもありますね。
https://www.newsnack.tv/if-you-know-the-difference-between-other-food-and-carp-bread/
詩子アナ:どこがどう違うのですか。
歌樽先生:どう違うのかは食べて比べてみるのが一番いいですね。薄皮で中の餡が外から透けて見えるのは「잉어빵」、尻尾に餡が入っていないのが「붕어빵」だという説があるようですよ。
詩子アナ:微妙ですね。餡が見えているようでもあり、見えていないようでもありで。まずはいただいてみます。
歌樽先生:では、私もいただきます。甘すぎず、なかなかいい味ですね。
詩子アナ:遠回りするにはそれだけの理由があるようですね。
歌樽先生:さすがですね。やっと詩子アナの本領発揮の場がやってきたようですね。
詩子アナ:ということは、遠回りした必然性がある訳ですね。
歌樽先生:必然性といわれると、困りますが、期待には添えると思いますよ。実は、同じ題の詩なんですが、『開闢』19号に発表されたものがあります。それを見ておきましょう。
詩子アナ: 同じ題の詩というのは、「ツバメ」や「失題」のように別の詩なんですか。
歌樽先生:いえ、こちらは同じ詩ですが、改作する前のものです。
詩子アナ:はい。ああ、こちらですね。
웬만한 설은봄은 아니여!
나무가지 가지마다 눈을텃서라
내가슴에도 봄이와서
只今 눈을 트랴고하여라.(『開闢』19号「樹芽」1922.1 p36)
歌樽先生:「只今」は「지금」と読みます。もう一度、詩集『진달래꽃』の中の「樹芽(수아):木の芽」を見ておきましょう。
설다 해도
웬만한, 봄이 아니어,
나무도 가지마다 눈을 텄어라! (詩集『진달래꽃』「樹芽」1925.p50)
比べてみるとどんなところが違っていますか。
詩子アナ:かなり違いますね。文字数が倍近くありますね。こういう詩はどのように比較すればいいのでしょうか。
歌樽先生:それを考えてもらえるといいですね。まず、方針をたてましょう。

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