紙上中継[LIVE] ハングルの詩のある風景: 招魂 第13回
歌樽先生:分かったようですね。
詩子アナ:分かりました。完璧です。
第26問:正解は、1)이름(名前)、です。
歌樽先生:理由は?
詩子アナ:第1連では「名前」を、第2連では自分との関係を詠っていて、「이름:名前」とは「愛していた人」で、同じ人のことを言っているからです。
歌樽先生:「ちぢに砕けしナ・マ・エ!」と訳した意味がここで出てきましたね。ここで第2連の粗訳をしておきましょう。
詩子アナ:はい。
심중에 남아 있는 말 한 마디는 心にしまいし言葉は
끝끝내 마저 하지 못하였구나. 最後まで言えぬまま
사랑하던 그 사람이여! 愛しき君よ!
사랑하던 그 사람이여! 愛しき君よ!
歌樽先生:ほかの訳も考えてみましたか。
詩子アナ:創作もあるのですが、、、
心に秘めし一言は
最後まで我胸の中。
愛し愛しや君恋し!
愛し愛しや君恋し!
歌樽先生:こういう風にいろいろと考えてみることが大切ですね。
詩子アナ:ということは、なかなかいい線をいっていると考えていいんでしょうか?
歌樽先生:いい線かどうかは全体を見ないとなんともいえませんね。実は石川啄木が同じような心情を詠っていますね。
第27問:啄木は言えなかった言葉を「何の言葉」と言っているでしょうか。
1)愛の言葉 2)告白の言葉 3)大切の言葉 4)大事な言葉
詩子アナ:「考えてみることが大切」とのことですが、ここは文明の利器を利用して、すぐ捜してみます。
歌樽先生:そんなにすぐ捜せるのですか。
詩子アナ:ええ、まあ、かなり早いほうです。ええと、ありました。
http://www.asahi.com/travel/traveler/TKY200707060273.html
かの時に言ひそびれたる 大切の言葉は今も 胸にのこれど
第27問:正解は、3)大切の言葉、です。
歌樽先生:なかなかジーンとくる歌ですね。『一握の砂』の「忘れがたき人人」の歌ですね。ここでは「大切の言葉」と抑えた表現になっていますね。愛というものはこうでなくてはいけません。
詩子アナ:さきほど「大切」というヒントをくださっていたんですね。「あなたが私にとってとても大切な人です」とか「好意を持っています」とか言う機会がなかったわけではないのに、そういう言葉は言えなかったんですね。
歌樽先生:ストレートにはなかなか言えない時代でしたからね。
詩子アナ:啄木が「かの時に言ひそびれたる」と言っている相手の人は「智恵子」さんなんですか。
歌樽先生:「橘智恵子」さんですね。
詩子アナ:智恵子さんって、ほかの智恵子さんもいましたよね。
歌樽先生:高村光太郎の『智恵子抄』がありますね。詩子アナもいろいろと知っていることが多いですね。感心しました。『智恵子抄』で、何か心に残っている言葉がありますか?
詩子アナ:いえ、急にいわれても・・・
歌樽先生:では、軽い気持ちでやってみましょう。
第28問:『智恵子抄』のなかで、智恵子は東京に何がないといっていますか。
1)空 2)山 3)川 4)湖
詩子アナ:ええと、これは読んだことがあります。

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