[紙上中継] ハングルの詩のある風景: 제비 つばめ 第8回
歌樽先生:では、言ってみましょう。
詩子アナ:「식구:食口」の「口」が2つで、「食口」は「家族」だから、家族が集まって「国」と考えましたが、いかがでしょうか。
歌樽先生:かなり自信があるようですね。
詩子アナ:いいえ、「くにくの策」です。
歌樽先生:いい線まで来ました。もう少しです。周囲に影響されず、固くならないで、行けばもう少しでゴールでしょう。
詩子アナ:あと、どのくらいですか。
歌樽先生:どのくらいと言われても、もう何回も同じようなことを言っていますからね。
詩子アナ:何回もですか。もう一つヒントを。
歌樽先生:今までの話が全てヒントになっているはずなのですが。
詩子アナ:分かった!!
第10問:「口」です。
歌樽先生:正解です。この「構え」を日本語でなんといいますか。
詩子アナ:構え?「構え」なんですか。
歌樽先生:構えではなかったのですか。
詩子アナ:「周囲」の「周」と「囲」、「固い」の「固」、「何回」の「回」にはどれも口の字が中に入っていますから、この中の「口」の字と「몸」の「口」の字かと思いましたが。
歌樽先生:外側の「構え」のことです。
詩子アナ:構えは「国がまえ」です。えっ!「国」がここに入っていたのですか。驚きました。
歌樽先生:漢字の部首の「国構え」は「큰입구몸」といいます。
詩子アナ:えっ!!「큰입구몸」つまり「大きい口の構え」なんですか。
歌樽先生:ただ「몸」とだけ言うこともあります。
詩子アナ:「ㅁ」の形だけでも「国構え」なのに、これが2つある文字の意味が「国構え」であればもう何ともいえませんね。金素月のアイディアには呆然とするばかりです。
歌樽先生:国の字のもとの字は分かりますか。
詩子アナ:国構えの中に「或る女」の「或る」の漢字が入る「國」ですか。
歌樽先生:そうそう。それは本字ですが、有島武郎の『或る女』をよく知っていましたね。
詩子アナ:いえいえ、そう誉められても。
歌樽先生:『或る女』の登場人物、誰か思い出せますか。
詩子アナ:女の人ですか、男の人ですか。
歌樽先生:どちらでもいいですが。
詩子アナ:「葉子」ですか。
歌樽先生:ちゃんと覚えていますね。
第11問:その「葉子」の初めの夫のモデルとなったのは誰でしょうか。
1)有島武郎 2)島崎藤村 3)国木田独歩 4)志賀直哉
詩子アナ:実際の話だったんですか。有島武郎は『或る女』の作者ですから、これ以外ですね。島崎藤村は『ある女の生涯』で、これはなし。志賀直哉は『或る朝』、国木田独歩は『ある・・』がありませんね。久しぶりの四択、いただきました。
第11問:答は3)国木田独歩です。
歌樽先生:『ある・・』がないからではなく、
詩子アナ:先生、分かっていますよ、「国構え」の「国」でしょ。
歌樽先生:読まれていましたか。実は、本当の話はこれからなんですよ。
詩子アナ:えっ!!これでゴールではないのですか。もうこれで完璧だと思ったのですが。
歌樽先生:「몸」を2つ使って、こちらに注目させているような仕掛けになっているんです。
詩子アナ:では、他にも仕掛けがあるということですか。
歌樽先生:仕掛けは一つとは限りませんからね。
第12問:「몸」に当たるの漢字の秘密は?







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