ハングルの詩のある風景: 素月と鉄橋 第5回
歌樽先生:では、こんな問題を出してみましょう。
第4問:素月の詩の中で最も多く詠まれている川は次の内どれでしょうか。
1)漢江(한강) 2)洛東江(낙동강) 3)鴨緑江(압록강) 4)大同江(대동강)
詩子アナ:最も多く詠んでいるというところが、やや曖昧なようなのですが。一つの詩の中で複数回詠まれている場合、たとえば2回詠まれているとすると、これは1と数えるのですか、2と数えるのですか。
歌樽先生:なるほど、そういう場合がありますね。同じ川の名前が入っている詩のタイトルの数としたいので、その場合は1回と数えましょう。
詩子アナ:あのー、「天の川」はないんですか。
歌樽先生:それは参りました!
詩子アナ:参るほどのことではないと思うのですが、どの方向に行こうとしているのか、ちょっと気になったものですから。
歌樽先生:確かになかなか本流に入れていませんね。まず、「天の川」ですが、「칠석(七夕)」という詩に「은하(銀河)」が2回、「은하수(銀河水)」が2回出てきます。ただ、詩集『진달래꽃』の中には含まれていません。
詩子アナ:了解しました。当てずっぽうです。
第4問:4)の大同江、です。
歌樽先生:正解です。5つの詩で詠まれていますが、詩集『진달래꽃』では2つの詩に出てきます。勘と推理は働きましたか。
詩子アナ:根拠なき断定と結論です。大同団結という線で。ところで、今回の詩のキーワードは何でしょうか。
歌樽先生:実はこれが難しいのです。
詩子アナ:毎回難しいようですが。
歌樽先生:これは痛いところを突かれましたね。今回は以前に増して、はるかに難しいんです。
詩子アナ:「어렵고:難しくて」ということで、「압록강:鴨緑江 」かと読みましたが。
歌樽先生:「어렵고:オリョップコ」と「鴨緑江:おうりょっこう」と来ましたか。
詩子アナ:いえ、先生が「鴨緑江」の写真をじっと御覧になっていたので。
歌樽先生:なるほど、詩子アナの観察力には感心させられますね。では、写真を見てみましょう。

詩子アナ:ずいぶん長い橋ですね。
歌樽先生:900mを超えますからね。
第5問:当時、この橋の長さの単位は次のどれで表されていたでしょうか。
1)フィート(0.3048m) 2)ヤード(0.9144m) 3)尺(0.3030m) 4)鯨尺(0.3788m)
詩子アナ:メートルではないんですか。
歌樽先生:鴨緑江鉄橋ができた当時はメートル法はまだ使われていなかったんです。
詩子アナ:ヤードとか尺とかではピンときませんが。

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