サイバー中継: ハングルの詩のある風景
金素月「つつじの花」第4回
詩子アナ:ソウルが新潟あたりと聞いていますから、寧邊はソウルより北ですよね。
歌樽先生:つつじの花は「かおりも」いいですね。
詩子アナ:つつじの蜜を子供の頃吸いました。匂いはよく分かりませんが。これ、ヒントですか?
歌樽先生:ヒントですよ。
詩子アナ:「かおり」がヒントですか。
歌樽先生:「かおり」ではなく「かおりも」がヒントです。
詩子アナ:「かおりも」ですか。なーるほど、強烈なヒントですね、やっと調子が出てきました。逆から読めばいいのであーる。「かおりも→もりおか」なので、
第6問:答えは、2)盛岡市 です。
素月は詩の中で寧邊以外の地名が出てくるのですか。
歌樽先生:『つつじの花』という詩集では、10ほどの詩に地名が使われていますね。仁川、平壌、定州、ソウル、南原などが出てきます。
ここでタイトルの「つつじ」関連のことについて少し考えてみましょう。
第7問:「つつじ」と最も関連の深い鳥は何でしょうか。
1)ふくろう 2)つばめ 3)おしどり 4)ほととぎす
詩子アナ:「松に鶴」「梅に鶯」のように考えればいいのでしょうか?
歌樽先生:それは花札ですね。花札には「ふくろう」と「おしどり」は出てきませんが、「つばめ」と「ほととぎす」は出てきますね。
詩子アナ:ネタバレですね。このあいだ京都で小野道風ゆかりの柳というのを見つけました。
歌樽先生:東寺の入り口を入ってすぐ左にある池ですね。浄瑠璃や歌舞伎で演じられた『小野道風青龍硯』「蛙飛の場」を指しているようですね。ではここで問題を出しましょう。
第8問:日本の花札と韓国の花札では花の月が違うものがあります。それは次のどれでしょう。
1)2月と3月が逆 2)4月と5月が逆 3)8月と9月が逆 4)11月と12月が逆
詩子アナ:まだ第7問が終わっていないんですが。
歌樽先生:では、出しついでにもう一問、続けましょう。
第9問:日本の花札と韓国の花札では絵柄が違うものがあります。それは次のどれでしょう。
1)鶴のくちばしの向き 2)鶯の向き 3)雁の数 4)小野道風の履物
詩子アナ:「つつじ」とはあまり関係のない問題のようですが・・・・
歌樽先生:直接関係のないようなものも知っていて、損はありませんよ。
詩子アナ:損はありませんか。確かにそういわれると反論はしにくいですね・・・・