초혼 招魂 03

紙上中継[LIVE] ハングルの詩のある風景: 초혼 招魂 第3回

 詩子アナ:名前を呼ぶ場所が決まっているんですか?川辺だと川に近くない場合もあるでしょうし、山の場合も山に登るのは大変だし、屋根の上も危ないし、一番やりやすいのは4)の玄関先でしょうかね。

歌樽先生:やり易い所でやる訳ではありませんよ。もう一度、詩の初めの部分を見てみましょう。そこにヒントがありますから。

詩子アナ:はい。

산산이 부서진 이름이여!
허공중에 헤어진 이름이여!
불러도 주인 없는 이름이여!
부르다가 내가 죽을 이름이여!

歌樽先生:「허공중에 헤어진 이름이여!」を直訳してみましょう。

詩子アナ:「허공중」が「虚空中」で「헤어지다」が「別れる、散る、ばらばらになる」ですから、「虚空の中に散った名よ!」が直訳です。名前をどこで呼べば「虚空」と近いかという問題のようですね。これで「2)山の上」か「3)屋根の上」の2つに絞られた感がありますが。

歌樽先生:下のサイトを見ればわかりますよ。

http://dacheon.net/mounrning2.htm

http://www.poori.net/ethics/trd342.htm

詩子アナ:はい、分かりました。

6問:正解は3)屋根の上、です。

詩子アナ:屋根の上の人が何か持っていますね。

歌樽先生:亡くなったひとの服を手に持って、名前を呼んでいるのです。

詩子アナ:「고복(皐復)儀式」は大変なんですね。

歌樽先生:まだ、終わっていませんよ。

7問:名前を呼んだあとに、ある言葉を3度言うのですが、それは次のうちどれでしょうか。

1)   2)   3)   4)

詩子アナ:「고복(皐復)」の「고(皐)」は「呼ぶ、告げる」という意味があるようですので、分かりました。

7問:正解は3)、です。

歌樽先生:今回は正攻法できましたね。正解です。

8問:この「」とはどんな意味で言っているのでしょうか。

1)苦しさから解放する   2)来世であると告げる

3)新しい使命を与える   4)死者の魂を呼び戻す

詩子アナ:えっ!そうなんですか、「고복(皐復)」の「고」も「복」もどちらも「招魂」という意味なんですか。

歌樽先生:なにか、言いましたか?

詩子アナ:いえ、あの、独り言です。

8問:正解は、4)死者の魂を呼び戻す、です。

詩子アナ:つまり、「招魂」と「皐復」とは同じことなんですね、なるほど。

歌樽先生:これで、名前が「ばらばら」になることが分かりましたか。

詩子アナ:いいえ、まだよく分かりませんが。

歌樽先生:では、名前の構造について考えてみましょう。

詩子アナ:知っている名前がありますが、、、

歌樽先生:恋人が出来ましたか?

詩子アナ:いえいえ、あの、金素月です。

歌樽先生:金素月の本名は김정식(金廷湜)です。初めは「정(珽)」だったという説もあります。

詩子アナ:この名前にも構造といえるものがあるのですか。

歌樽先生:もちろんです。金素月の「金」という姓ですが、いろんな「金」氏があるんです。

9問:金素月はつぎのどの金氏でしょうか。

1)慶州金氏   
2)公州金氏  
3)光山金氏  
4)金海金氏

詩子アナ:金の前には地名が付いていますが、これは何ですか。

초혼 招魂02

紙上中継[LIVE] ハングルの詩のある風景: 초혼 招魂 2回

歌樽先生:いつもながら驚きですね。消去法の勝利という言葉がぴったりですね。

詩子アナ:ヤッター!!

歌樽先生:詩の中の「이름이여!」というところが記憶に残ったようですね。

詩子アナ:今回は出だしから完璧!!

歌樽先生:では、さらなる完璧さを目指しましょう。

「산산이 부서진 이름이여!」は直訳するとどうなりますか?

詩子アナ:「산산이」は「ばらばらに、散り散りに、粉々に」といった意味で、「부서진」は「壊れる、砕ける」という意味ですから、直訳は「粉々に砕けた名前よ!」、こんな感じです。

歌樽先生:なぜ名前が「砕ける」のですか。これを問題にしましょう。

3問:名前が砕ける理由は何に起因していますか。

1)名前がなくなったため    
2)死者の名前の呼び方のため

3)死を象徴的に示すため    
4)死者の魂が壊れているため

詩子アナ:3)の「死者であることを象徴的に示すため」ではないようですね。

歌樽先生:どうしてですか。

詩子アナ:直感的に3)だと思いましたから、これはたぶん違うんだとチョッカンしました。

歌樽先生:チョッカンと言えば「知的直観」という哲学用語もありますからね。

詩子アナ:私のチョッカンも学問的なんですね。オ・ホ・ホ・ホ。

歌樽先生:私は、いつも凄いと感心していますから。

詩子アナ:ホ・メ・ラ・レ・ター!!

歌樽先生:な・る・ほ・ど。

詩子アナ:な・る・ほ・ど、ですか。どうやらこれがヒントのようですね。ということは、やはり3)ではなく、4)の死者の魂が壊れていることはなく、名前もなくなっていないので、、

3問:答は2)死者の名前の呼び方のため、です。

歌樽先生:いつもながら、するどいですね。

4問:どのように名前を呼ぶのでしょうか。

1)抑揚をつけて強くはっきりと呼ぶ    
2)ゆっくり長く引っ張って呼ぶ

3)ため息をつきながら弱弱しく呼ぶ     
4)はきはきとリズムよく呼ぶ

詩子アナ:亡くなっているわけですから、4)の「はきはきとリズムよく呼ぶ」というのはないと思います。3)の「ため息をつきながら弱弱しく呼ぶ」は似合わない気がします。

歌樽先生:何に似合わないのですか?

詩子アナ:何にと言われても困るのですが、強いていえば「이름이여!」と叫んでいる感じはため息をついているようには思えません。

歌樽先生:な・る・ほ・ど、鋭いところをついていますね。

詩子アナ:あー、そ・う・い・う・こ・とでしたか。

4問:正解は2)ゆっくり長く引っ張って呼ぶ、です。

詩子アナ:つまり死者を哀悼する意味で長く引っ張って呼ぶ訳ですね?

歌樽先生:いいえ、哀悼する訳ではなく、「招魂」つまり魂を呼び戻すために呼ぶのです。

5問:どちらの方向を向いて名前を呼ぶのでしょうか。

1)東   2)西   3)南   4)北

詩子アナ:これは霊の行く方向と考えていいんですね?

歌樽先生:霊の行く方向が見えますか?

詩子アナ:見えませんが、北枕という言葉もありますし、、

5問:正解は4)北、です。

歌樽先生:頭北面西右脇臥(ずほくめんさいうきょうが)から来ているんでしょうかね。

詩子アナ:お釈迦様ですか。よく分かりませんが。

歌樽先生:いえ、大丈夫ですよ。霊といえば北ですから、正解です。祖先を祀る祭祀の場合も北側に「紙榜(지방:チバン)」、つまり位牌のようなものですが、これを置きますからね。紙榜の書き方を説明したサイトもありますね。

http://nestbiz.tistory.com/411

6問:名前をどこで呼ぶのでしょうか。

1)川辺   2)山の上   3)屋根の上   4)玄関先

초혼 招魂01

紙上中継[LIVE] ハングルの詩のある風景 : 招魂 第1回

ナレーター:詩には風景があります。それぞれの詩にどんな風景があるのか想像してみると、その詩の姿がはっきりと浮かび上がってまいります。今回のハングルの詩はどんな風景のどんな詩なのでしょうか。

独断と偏見でお馴染みの歌樽先生が詩のある風景の現場にすでに到着なさっているようです。では、現地の詩子アナウンサーを呼んでみましょう。詩子アナ、現地の模様はいかがでしょうか。

http://blog.daum.net/jc21th/17782503

詩子アナ:はい、こちら詩子です。現地にきております。彫刻も多く、詩碑も多いですね。早速、歌樽先生に伺ってみましょう。今回の詩のキーとなるハングルはずばり何でしょうか。

歌樽先生:ずばーり、、、難しいですね。

詩子アナ:その難しいところを何とか「ずばーり」お願いします。

歌樽先生:「떨어져 나가 앉은 산 위에서」でしょうかね。

詩子アナ:ずばーり、「떨어져 나가 앉은 산 위에서」、いただきました!
さて、今回の詩のキーハングル「떨어져 나가 앉은 산 위에서」の入った詩とはどんな詩でしょうか。まずいろいろな人の詩の朗読を聴いてみましょう。

詩子アナ:「金素月」の詩「招魂」ですね。男性の朗読も聴いてみたいのですが。
歌樽先生:はい、では男性の朗読を聴いてみましょう。

詩子アナ:歌はないのですか。

歌樽先生:歌もありますよ。

詩子アナ:では、歌を聴いてみましょう。

歌樽先生:では、詩のタイトルと初めの4行から見ていきましょう。

詩子アナ:はい、「招魂(초혼)」です。
산산이 부서진 이름이여!
허공중에 헤어진 이름이여!
불러도 주인 없는 이름이여!
부르다가 내가 죽을 이름이여!

歌樽先生:この「招魂(초혼)」の詩では死者にかかわるある行為が描かれています。第1問:それは次の内どれでしょうか。
1)장례식(葬禮式)
2)발인제(發靷祭)
3)삼우제(三虞祭)
4)고복의식(皐復儀式)

詩子アナ:第1問からずいぶんハードな内容になっていますね。

歌樽先生:詩の内容がハードですから、今回は手ごわいですよ。

詩子アナ:手ごわいものは大歓迎です。まず、辞書で調べてみます。

1)の장례식(葬禮式)はお葬式ですから、これは違います。
2)の발인제(發靷祭)は出棺することですから、これも違います。
3)の삼우제(三虞祭)はお葬式の後の3回目の祭祀なので、1)~3)は違います。

第1問:正解は4)고복의식(皐復儀式)です。

歌樽先生:では、この「고복의식(皐復儀式)」というのは何ですか。

詩子アナ:それは「招魂(초혼)」と関連した儀式でしょうが、具体的には分かりません。

歌樽先生:分からないのに「正解」では喜べませんね。

詩子アナ:消去法の勝利!と言いたいのですが、冷たい雰囲気ですね。あの、そういう教育で育っていますから、なかなか抜け出せなくて。実にけしからんと怒りたいところでしょうが、そこを何とか・・・・

歌樽先生:そう言われると怒りにくいですね。「고복(皐復)」についてまず考えてみましょう。

第2問:「고복(皐復)儀式」ではするのは次のうちどれでしょうか。
1)死者の前で号泣する
2)死者の姓と名を呼ぶ
3)死者の胸を3度叩く
4)死者の業績を唱える

詩子アナ:儀式らしいのは 3)ですが、胸を叩くことは一番しないように思えます。1)は儀式でやるものではないようですし、4)は業績紹介のようですから、、

第2問:正解は2)死者の姓と名を呼ぶ、です。