제비 つばめ 06

[紙上中継] ハングルの詩のある風景: 제비 つばめ 第6回

 

詩子アナ:「朔州龜城」のここのところですか。

第7問:答。     삭주 구성(朔州龜城)

(前略)
서로 떠난 몸이길래 몸이 그리워
님을 둔 곳이길래 곳이 그리워
못 보았소 새들도 집이 그리워
남북으로 오며가며 아니합디까
(後略)
http://hompi.sogang.ac.kr/mkyang/music/poems/p015006.htm

歌樽先生:素月の生まれた地を詠った詩です。

詩子アナ:「새들도 집이 그리워:鳥たちも巣が恋し」とあるのが、オオバネルの「祖国」の中の「小鳥でさえも巣は恋し」とそっくりですね。

歌樽先生:素月にとって「生まれの里」は「朔州龜城」、素月は「祖国」という言葉を使わずに、オオバネル「祖国」への思いと同じものを表わそうと考えたのです。

詩子アナ:なぜ、「祖国」の語を使わないで、オオバネル「祖国」への思いと同じものを表わそうと思ったのですか。

歌樽先生:そんなことをすればすぐに捕まってしまいますからね、書けなかったんですよ。

詩子アナ:捕まるのですか。

歌樽先生:韓国の独立を叫んだとして捕まるでしょうね。事実、韓国の独立のための運動は弾圧を受けましたし、犠牲者もたくさん出ましたからね。素月の叔母の桂熙永さんの書いた『私の育てた素月』(章文閣)の「はじめに」には

「彼の中心の詩は全て倭警に押収されて燃やされてしまった。今残っている詩はその当時に思想的に問題がないと認定され、許可されたいわゆる純情の詩だ」と書かれています。

また、金素月は何度も警察の呼び出しを受けてほとほと困っていた様子も桂熙永さんが同じ本の第7章で証言しています。

詩子アナ:そういう時代だったのですか。

歌樽先生:そういう時代でしたね。そこで、金素月が天才振りを発揮したのが、「제비:つばめ」という短い詩です。

詩子アナ:どういうことですか。

歌樽先生:オオバネルの「祖国」という詩は上田敏の訳で日本で有名になった。特に日韓併合によって国を失った韓国の人はオオバネルの「祖国」を読んで心を打たれたことでしょう。でも、このままだとプロヷンスの詩なので、同じ気持ちだといっても、プロヷンスを思う詩に終わってしまう。これを何とかして自国を失った詩にしたい、こう思って、ある方法を思いついたようです。

第8問:金素月は次のどのような方法を用いたと考えられるでしょうか。

1)序詞  2)縁語  3)掛詞  4)本歌取り

詩子アナ:金素月は和歌の技法といったものを知っていたのでしょうか。

歌樽先生:「7・5調」を用いたといって以前非難を受けたくらいですから、それはよく勉強していたと思いますね。

詩子アナ:なぜ非難を受けたのですか。

歌樽先生:支配をうけた日本の和歌の音律を使ったからというのがその理由のようです。

詩子アナ:大変な時代だったんですね。

歌樽先生:「つばめ」と「祖国」を比べるとすぐ分かると思いますが。

詩子アナ:分かりました。

第8問:4)本歌取りです。

歌樽先生:では、どのように本歌取りをしたのか、見て行きましょう。

詩子アナ:はい。では比べてみます。

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