オンマヤ・ヌナヤ 07

紙上中継[LIVE] ハングルの詩のある風景「オンマヤ・ヌナヤ」第7回

詩子アナ:これは「3)갈댓잎(葦の葉) 」でしょう。葦の葉の群生を見ましたし。

歌樽先生:するどーい!

第14問:答は3)갈댓잎(葦の葉)です。「갈대:葦」を「갈」と縮約しているんですね。

歌をもう一度聴いてみましょう。

詩子アナ:同じような縮約の用例は他にもあるんですか。

歌樽先生:いくつもありますよ。「갈밭:갈대밭(葦の原っぱ)」、「갈숲:갈대숲(葦の茂り)」、「갈잎새:갈대의 잎새(葦の葉っぱ)」などの例がありますね。「가을(秋)」を「갈」と縮約したものもあります。実は「갈」だけではなくていろんな言葉を縮約しているのです。

つまり、金素月は「준말의 묘수(縮約語の妙手)!」といえるでしょう。

詩子アナ:独断と偏見の妙手の歌樽先生の独壇場です!

歌樽先生:独壇場ではなく、「独擅場(どくせんじょう)」が正しいんです。

詩子アナ:すみません。独壇場とばかり思っていました。先生、まだ「갈잎의 노래」まで辿り着くには遠いんですか?

歌樽先生:少し近づきましょう。「갈잎의 노래(葦の葉の歌)」と関連した語句を探してみましょう。

第15問:「갈잎의 노래」とセットで用いられている語句はどれでしょうか。

1)금 모래빛  2)강변 살자  3)엄마야 누나야  4)뒷문 밖에

金の砂の光   川辺で住もう  母さん姉さん   裏門の外

詩子アナ:セットというのはペアーということですよね。

1)갈잎의 노래・・・ 금 모래빛・・・・歌:光

2)갈잎의 노래・・・ 강변 살자・・・・葦:川辺

3)갈잎의 노래・・・ 엄마야 누나야・・歌:呼びかけ

4)갈잎의 노래・・・ 뒷문 밖에・・・・歌:聞こえてくる場所

答は3番の「엄마야 누나야」、聞こえてくるものと、呼びかけているもものペアです。

歌樽先生:少し 難しかったようですね。

第15問:答は1)「금 모래빛」です。

詩子アナ:そうかなと、思ったんですよ、歌は聞こえてきますから耳で、光は見えますから目ではないのかと一瞬考えましたが、残念!

歌樽先生:それほど残念でもありませんよ。ポイントが違いますから。

갈잎의 노래
子音[ㄱ] 母音[오래]
모래 빛

つまり、一種の韻を踏んでいるということですね。

詩子アナ:「노래」と「모래」があるのはたまたまではないんですか。他の例が知りたいですね。読めば分かりますか。

歌樽先生:一二度読んだだけでは、なかなか分かりにくいでしょうが、注意深く詩を読んでいけば分かります。「山우헤」という詩はいろんなバージョンがあるんですが、その一つに「흰 모래가 빗긴 船倉가에는 다만 뱃노래・・」という部分があって、ここでも「모래」と「노래」が対のように使われています。「마른江두덕에서」という詩では「빨내소래 물소래 仙女의 노래」、「江村」では「금모래 반짝..靑노새 몰고 가는 낭군」、「잠」では「노래한다 갈잎새 꽃이 핀다 물모래」というふうに「오래」という音を繰り返していますよ。

詩子アナ:はあ。では、そういう音韻の組み合わせのようなものを大切にしたということですか。

歌樽先生:多くの詩人はリズムや音韻を基本に据えていますから、金素月に限ったことではないのですが、特の素月の場合は、このことは重要です。では、ここで問題です。

第16問:「뜰에는 반짝이는 금 모래 빛」と「뒷문 밖에는 갈잎의 노래」の音韻上の関連は次の内のどれに当たるといえるでしょうか。

1)夫と妻   2)向う三軒両隣  3)祖父と孫  4)兄弟姉妹

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