第8回 シオモニ:시어머니(姑-しゅうとめ)
イジワルな 시어머니いると ひと苦労 (NO111)
ドラマの姑(しゅうとめ)の意地悪なイメージが強いせいか、シオモニはあまりよく思われていないようです。しかし、ドラマ作家はあちこちに葛藤を作り出すことを仕事としています。そこでシオモニに働いてもらうという筋書きになるのですが、イジワルさを維持するのも実は一苦労なのです。
시어머니が 埃を吹いて 嫁が散る (NO103)
日本では障子の桟に埃がよく溜まりますが、韓国の最近の家では障子に当たるものはみあたりませんし、姑が嫁を埃が溜まっているといって叱っている場面はあまりみません。
韓国のホームドラマでよく見る嫁姑の葛藤を「コブカネ カルトゥン(고부간의 갈등)」と言いますが、葛藤の材料は埃などの細かいものでなくても、そこここにありますので、この句は日本式の葛藤の表れを表したもののようです。
本当は 寂しがり屋だ 시어머니は (NO124)
シオモニは年を重ねるごとに内面は寂しくなるのでしょう。「本当は」ということはそのようには見えないけれど、といったニュアンスが感じられます。憎まれ役のシオモニであればなおさらのこと、寂しがり屋かもしれません。こうしたシオモニの心の一面をよく捉えている句です。
こんな句も
시어머니と 仲良く楽しく 暮らしたい (NO117)
誰しも仲良く暮らしたいと思うでしょう。シオモニとも仲良く楽しく暮らせればもう怖いものなしで、ルンルンです。このような希望とは裏腹な境遇も多いことからこのような句ができるのでしょう。

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