2011-04 고추:トウガラシ

第4回 題目:トウガラシ(고추)

唐辛子 チェサでは使えぬ すごいやつ(NO53)

「チェサ」は祖先に供物をお供えして祀ることで、「祭祀」と書きます。このチェサには辛い野菜、刺激の強い野菜は用いられません。その理由は次の句で説明します。

また、果物では桃が使えません。桃は霊に対して力が勝るからという説もあります。「すごいやつ」とやや荒っぽい表現にしたところが、唐辛子の辛さを表しているのでしょう。

唐辛子、ニンニク、ネギ、ニラ、セリいらん(NO22)

これらの野菜は「五辛菜(오신채:オシンチェ)」といい、祭祀(チェサ:祖先を祀ること)の膳に用いることが禁じられています。

この句は、「春の七草の歌」(セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ほとけの座、すずな、すずしろ、これぞ七草)を思い出させます。

これらの野菜が祭祀の膳にのらないのは、お寺の料理に用いられないから、あるいは刺激性が強いから、精力が付くからなどととされています。もっとも唐辛子は祭祀が定着する頃にはまだ栽培されていませんでした。この句で「五辛菜」が覚えられますね。

唐辛子食べて汗かく夏盛り(NO57)
 
暑い夏に唐辛子を食べるともっと暑く感じるはずですが、韓国では熱いもの、辛いものが好まれます。熱いものの代表は「参鶏湯(삼계탕:サムゲタン)」、辛いものの代表は「咸興冷麺(함흥냉면:ハムフンネンミョン)」でしょう。

古くから「以熱治熱(이열치열:イヨルチヨル)」という言葉があり、これは「熱をもって熱を治す」ところから、「熱には熱」、「力には力」といった風に、暑い夏には熱いものを食べて暑さに負けないようにしようという考え方です。

夏の盛りに唐辛子を食べて汗をかく様子が「以熱治熱」にぴったりの句となっています。
  

こんな句も

気が滅入るそんな時こそ唐辛子(NO44)

唐辛子の辛さには気が滅入ったときに元気にしてくれる力があるようです。この句の作者はそんな唐辛子の力を知っているのでしょう。唐辛子の辛さに慣れると、辛いものがないと寂しくなることもよくあります。

かなり辛い唐辛子でもとがった先っぽの三分の一ほどはそれほど辛くありません。辛いものが苦手の人は先っぽの細い部分を少しだけ齧ってみて、辛さ具合を確かめてみましょう。
本当に辛いものは胃を壊しますので注意しましょう。

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